「散歩に行けばうんちをしてくれるはず」と思っていたのに、愛犬が外では頑なにトイレをせず、家に帰った途端に室内シートでスッキリ・・・。
そんな経験、ありませんか?
散歩のたびに「今日こそしてくれるかな?」と期待しては空振りに終わり、理由がわからず悩んでいる飼い主さんは意外と多いものです。
あ、どうも! 『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。
我が家のカニンヘンダックス姉妹、ブラックタンの「マノ(♀)」とシルバーダップルの「ミリ(♀)」も、トイレの癖はそれぞれ違います。
二人はともに体重3kg〜4kgほどの小さな体ですが、マノはお散歩中、特定の草むらを見つけると「ここだ!」とばかりにスムーズに済ませるタイプ。
対してミリは、外の刺激に夢中になりすぎて、家に戻るまでトイレのことを忘れてしまうことがよくありました^^;
結論から言うと、犬が散歩中にうんちをしないのは、わがままではなく、ワンちゃんなりの「こだわり」や「心理的要因」が深く関係しています。
この記事では、現時点での一般的な獣医学的見解やドッグトレーナーの知見をもとに、犬が外でトイレをしない理由と、家以外でも安心して排泄できるようにするための対策を詳しく解説します。
愛犬との外出や旅行をより楽しむためのヒントとして、ぜひ役立ててくださいね!
犬が散歩中や外でうんち・おしっこをしない主な理由
愛犬が外でトイレをしないのには、複数の要因が考えられます。
犬は本来、自分のテリトリーを清潔に保つために外で排泄する習性がありますが、家庭犬としての生活環境がその本能に影響を与えているケースも少なくありません。
まずは、なぜ愛犬が「外でのトイレ」を避けるのか、その背景を探ってみましょう。
室内トイレのしつけが完璧すぎて「外=トイレではない」と思っている
最も多い理由の一つが、室内でのトイレトレーニングが非常にうまくいっているケースです。
飼い主さんが子犬の頃から「トイレは必ずこのシートの上で!」と徹底して教えてきた場合、真面目なワンちゃんほど「家の中のシート以外で排泄するのはいけないことだ」と強く思い込んでしまいます。
こうした愛犬にとって、外の地面や草むらは「トイレではない場所」であり、そこで排泄することに心理的な抵抗を感じているのです。
この状況は、飼い主さんのしつけが成功している証でもあるため、決して愛犬を責めるようなことではありません。
外の世界に緊張・警戒していてリラックスできない
排泄という行為は、犬にとって最も無防備になる瞬間です。
そのため、外の騒音、見知らぬ人、他の犬の気配などに過敏なタイプの子は、警戒心が勝ってしまい、リラックスして排泄に集中することができません。
我が家のミリもお迎え当初は、外を歩くだけで精一杯で、地面をクンクンする余裕すらありませんでした。
足裏の感触(芝生やアスファルト)にこだわりがある
犬は足裏の感触に非常に敏感な動物です。
室内トイレの柔らかいシートの感触に慣れきっていると、外のザラザラしたアスファルトや、チクチクする芝生の感触を嫌がって排泄をためらうことがあります。
「特定の場所でしかうんちをしない」というワンちゃんは、その場所の土の柔らかさや草の高さが、自分にとって「最も排泄しやすい条件」に合致しているからだと考えられます。
外でトイレをしないことのメリットとデメリット
「散歩中にうんちをしない」という状況には、飼い主さんにとって助かる面もあれば、将来的に困る可能性もあります。
状況を整理するために、メリットとデメリットを比較してみましょう。
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 衛生的・マナー面 | 公共の場を汚す心配がなく、後始末の負担が少ない。 | 長時間の外出時に我慢させすぎてしまう。 |
| 健康・管理面 | 家で排泄するため、便の状態を毎日しっかりチェックしやすい。 | 災害時や旅行など、環境が変わった際に排泄できず体調を崩す。 |
| 生活習慣 | 天候が悪くて散歩に行けない日も、室内でスムーズに済ませられる。 | ドッグランやドッグカフェなど、特定の施設で長時間過ごすのが難しくなる。 |
散歩での排泄は、周囲へのマナーを考えると「しない方が楽」という意見もあります。
しかし、高齢になって長時間歩けなくなった時や、避難所生活のような緊急事態を想定すると、「家でも外でも、どこでもトイレができる」という状態が、ワンちゃんにとって最もストレスが少ない理想の形と言えるでしょう。
散歩中にうんちをさせるための具体的なトレーニング方法
「外でも排泄してほしい」と考えるなら、無理やりさせるのではなく、愛犬が「ここでしても大丈夫なんだ」と思えるような環境づくりと誘導が必要になります。
以下のステップを試してみてください。
リードの長さを調整し、リラックスできる場所を探す
愛犬が落ち着いてトイレに集中できるように、まずは人通りが少なく静かな場所を選んであげましょう。
排泄のサイン(地面を熱心にクンクンする、クルクル回るなど)が出たら、リードを少し緩めて自由度を高め、飼い主さんはあえて視線を外して「見ていないよ」という雰囲気を作ってあげると、ワンちゃんが安心しやすくなります。
また、お気に入りの室内トイレシートを数枚持って行き、外の地面に敷いてあげる「シート併用作戦」も有効です。
いつもの感触がそこにあることで、排泄へのハードルがぐっと下がります。
「ワンツー」などの掛け声(コマンド)を活用する
室内で排泄する瞬間に「ワンツー、ワンツー」や「シーシー」といった特定の掛け声をかけ続け、言葉と排泄を関連付けさせます。
これを「コマンダー・トレーニング」と呼びます。
室内でコマンドに従えるようになったら、その掛け声を散歩中にも試してみましょう。
聞き慣れた言葉によって「今はトイレの時間なんだ」とスイッチが入りやすくなります。
成功した時は、家でできた時以上に過剰なほど褒めちぎって、最高のご褒美をあげてくださいね!
散歩のタイミングと運動量を工夫する
犬の腸は、運動の刺激によって動きが活発になります。
散歩を始めてすぐに「うんちをして!」と急かすのではなく、まずは15分〜20分ほどしっかり歩かせて、腸の運動を促しましょう。
ただし、激しい運動は食後1時間ほど空けるのが健康上のルールですので、ゆったりとした歩調での散歩を心がけてください。
旅行やドッグランで困らないために!家以外でトイレをさせるコツ
旅行先や知人の家など、見知らぬ環境で愛犬が排泄できなくなってしまうのは、飼い主さんにとっても大きな不安要素ですよね。
家以外の場所でのトイレを成功させるには、事前の準備が重要になります。
最も効果的なのは、「いつものにおい」を活用することです。
普段使っているトイレシートを数枚持参し、外出先でも同じように設置してあげてください。
たとえ屋外であっても、自分のにおいが染み付いたシートがあれば、ワンちゃんはそこを「安全なトイレスポット」だと認識しやすくなります。
また、ドッグランや旅行の移動中などは、こまめに休憩を挟み、愛犬が落ち着ける「静かな場所」を探す時間を確保しましょう。
焦っている飼い主さんの緊張は、リードを通じて愛犬に伝わります。
飼い主さんが「出なくても大丈夫」というゆったりとした気持ちで待ってあげることが、結果的に愛犬の安心に繋がり、スムーズな排泄を引き出すコツとなります。
子犬や柴犬など、特定のケースで考えられる原因と対策
年齢や犬種によっても、外でトイレをしない理由は少し異なります。
それぞれの特性に合わせたアプローチを考えましょう。
子犬(パピー)の場合:外の刺激への慣れが最優先
子犬が散歩中にうんちをしないのは、ほとんどの場合「外が怖すぎる」か「外が楽しすぎる」のどちらかです。
社会化トレーニング中の子犬にとって、外の世界は情報の宝庫。
落ち葉一つ、鳥の声一つに気を取られてしまい、尿意や便意が二の次になってしまうのです。
散歩の頻度を増やして外の刺激に慣れていけば、次第に余裕が生まれ、自然と外でもクンクンとトイレ場所を探すようになります。
柴犬の場合:清潔好きゆえの「こだわり」が強い
関連キーワードでも多く検索されているように、柴犬には「家では絶対にしない」という子が非常に多い一方で、「外でも決まった場所でないとしない」という頑固な一面を持つ子もいます。
柴犬は自分の寝床(家)を汚したくないという本能が非常に強いため、室内トイレを一切受け付けない場合があります。
逆に外でしない柴犬は、その場所の安全性に強いこだわりを持っている可能性があります。
柴犬のトイレ問題は根競べになることが多いですが、特定の場所での成功体験を積み重ね、そこを「自分のトイレ」だと認識させるまで気長に付き合ってあげることが大切です。
まとめ:愛犬のペースを尊重しつつ、家でも外でもできるのが理想
散歩中にうんちをしないことで、「健康に悪いのでは?」と心配になるかもしれませんが、1日1〜2回、室内できちんと出ているのであれば、医学的に急を要する問題ではありません。
最後に、大切なポイントを振り返りましょう。
✅ 外でのトイレを促すためのチェックリスト
- 室内しつけの副作用: シート以外はダメだと思い込んでいないか確認。
- 心理的ストレス: 騒音や他の犬に怯えていないか、リラックスできる場所を探す。
- コマンドの活用: 「ワンツー」などの言葉で排泄を促す習慣をつける。
- 焦らない心: 飼い主さんの焦りは禁物。ゆったりとした気持ちで見守る。
- 成功を褒める: 外で一度でもできたら、ご褒美をあげて大げさに褒める。
我が家のマノとミリも、成長とともに少しずつ外でのトイレに慣れていきました。
今では二人とも、自分の好きなタイミングで済ませられるようになり、お出かけの際の心配事も減りました^^
愛犬の性格を一番理解しているのは飼い主さんです。
愛犬のペースを大切にしながら、少しずつ「どこでも安心してスッキリできる」状態を目指していきましょう!


