留守番が得意な犬種とは?共働きで飼えるサイズ別の犬種と特徴

犬の留守番

共働きで家を空ける時間が長かったり、急な外出が必要になったりするとき、愛犬を一人で留守番させることに「寂しがっていないかな」「かわいそうだな」と罪悪感を感じてしまう飼い主さんは多いものです。

これから新しい家族を迎えようとしている方にとっても、その犬種にお留守番の適性があるかどうかは、非常に気になるポイントですよね。

あ、どうも! 『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。

我が家のカニンヘンダックス姉妹、ブラックタンの「マノ(♀・3.5kg)」とシルバーダップルの「ミリ(♀・3.8kg)」も、最初はお留守番が苦手でした。

特にミリはお迎えしたばかりの頃、少し離れるだけで寂しそうな声を出すこともありましたが、今では二人でのんびり寝て待てるようになっています。

結論、お留守番の適性は、犬種の「自立心の強さ」と「エネルギーレベル」、そして「個体差」に大きく左右されます。

この記事では、執筆時点での一般的な獣医学的見解や、参考サイトの分析結果に基づき、お留守番に向いた特性を持つ犬種をサイズ別に詳しく紹介します。

愛犬を「留守番マスター」にするための秘策もたっぷりお届けしますので、ぜひ参考にしてくださいね!

お留守番が得意な犬種の共通点

「この犬種は留守番に向いた特性がある」と言われるのには、いくつかの理由があります。

犬が一人で過ごす時間をどう捉えるかは、その犬種がたどってきた歴史や気質、そして個々の性格が深く関わっているからです。

自立心の高さ

一つ目の共通点は、飼い主さんに対して愛情深く接しながらも、一定の距離感を保てる「自立心の高さ」です。

常に誰かがそばにいないとパニックになってしまう「分離不安」になりにくい傾向を持つ犬種は、一人の時間を自分のテリトリーを管理する時間や、休息の時間として落ち着いて過ごせます。

この自立心は、単独で仕事をすることが多かった犬種や、媚びない性質を持つ犬種に多く見られる特徴です。

飼い主さんを信頼しているからこそ、「姿が見えなくなっても必ず帰ってくる」とどっしり構えていられる精神的な安定感がお留守番には大切になります。

エネルギーレベルの低さ

二つ目は、家の中での活動量、つまりエネルギーレベルの低さです。

外では活発に走り回る犬種であっても、家の中に入った途端に「オフモード」に切り替わり、のんびりと寝て過ごすことを好むタイプはお留守番のハードルが低くなります。

逆に、常に何か「仕事」を探してしまうような活動的な性格の子は、退屈な留守番中に家具を噛んだり吠えたりといった行動を起こしやすくなります。

お留守番の適性がある犬種の多くは、一日の大半を寝て過ごすという犬本来の休息スタイルを室内で体現できる気質を持っています。

外部刺激への耐性

三つ目は、インターホンの音や外を通る人の気配といった「外部刺激」に対して過剰に反応しないことです。

留守番中に外のわずかな物音でパニックになったり、吠え続けたりしてしまうと、犬自身のストレスが蓄積し、精神的に疲弊してしまいます。

自分のテリトリー内での安全を確信しており、無意味な警戒吠えをしない冷静さを兼ね備えていると、飼い主さんが不在の間もリラックスして過ごせます。

この冷静さが、安定したお留守番環境を作り出す基盤となります。

【小型犬】お留守番に向いた特性を持つ犬種

日本の住環境で人気が高く、お留守番の機会も多い小型犬。
その中でも、自立心や落ち着きという面で注目される犬種をご紹介します。

ただし、小型犬は飼い主さんへの依存心が強まりやすい面もあるため、個体差への配慮が欠かせません。

チワワ

チワワ

世界最小の犬種であるチワワは、非常に勇敢でマイペースな一面を持っています。

したがって留守番には適した犬種であり、一人の時間を自分のベッドで静かに過ごせる子が多いです。

しかしその一方で、飼い主さんへの依存心が強まりやすく、分離不安や警戒吠えの相談も少なくない犬種です。

「自立心が強い子もいれば、寂しがり屋な子もいる」という個体差が非常に大きいため、子犬期からの正しいトレーニングが重要になります。

シーズー

シーズー

古くから愛玩犬として愛されてきたシーズーは、非常に社交的でありながら、同時に落ち着きのある性格をしています。

比較的穏やかな子が多く、一度落ち着くと長時間じっとしていられる忍耐強さがあります。

室内での運動量がそれほど多くなくても満足しやすいため、マンションなどでの留守番にも適した特性を持っています。

パグ

パグ

愛嬌たっぷりのパグは、非常に穏やかで興奮しにくい性格をしています。

攻撃性が低く、過剰な反応を見せることが少ないため、留守番中にトラブルを起こしにくいと言われています。

基本的にはのんびり過ごすことを好みますが、暑さには極端に弱いため、お留守番時の徹底した室温管理が飼い主さんの必須条件となります。

ミニチュア・ピンシャー

ミニチュア・ピンシャー

「小型犬の王様」とも呼ばれるミニチュア・ピンシャーは、非常に賢く自立心が旺盛です。

好奇心が強いため退屈させない工夫は必要ですが、基本的には一人の時間をしっかり過ごせる強さを持っています。

ただし、神経質で興奮性が高い個体もいるため、留守番中に吠えや破壊行動が出ないよう、日頃の運動と教育のバランスが大切です。

ボストン・テリア

ボストン・テリア

「小さな紳士」と呼ばれるボストン・テリアは、穏やかで賢い性格が特徴です。

飼い主さんの指示をよく理解するため、留守番のルールも比較的スムーズに覚えてくれる傾向があります。

室内では落ち着いて過ごせるバランスの良さを持っており、都会的なライフスタイルにも馴染みやすい犬種です。

【中型犬】独立心が高く自分のペースを守れる犬種

中型犬は、小型犬よりも体格がしっかりしている分、精神的にも安定している犬種が目立ちます。

特に独立心を重んじるタイプは、お留守番において頼もしい一面を見せてくれます。

柴犬

柴犬

日本犬ならではの独立心を持つ柴犬は、飼い主さんと離れてもパニックになりにくい特性を持っています。

自分のパーソナルスペースを大切にする柴犬にとって、一人で静かに過ごす時間は決して苦痛ではありません。

ただし、警戒心が強く環境変化に敏感な面もあるため、集合住宅などでは騒音トラブルにならないよう配慮が必要です。

また、十分な散歩でエネルギーを発散させておくことが、留守番を安定させる鍵となります。

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

牧畜犬として働いていた歴史を持つコーギーは、非常に勇敢で知能が高いです。

自分なりに遊びを見つけたり、周囲を警戒したりと、自発的に行動できる強さを持っています。

精神的にはタフな子が多いですが、寂しさから吠えが出ることもあるため、知育玩具などを活用して退屈を防ぐ工夫が効果的です。

バセンジー

バセンジー

バセンジーは、一般的な犬のような吠え声を出しにくい「吠えない犬」として知られていますが、実際にはヨーデルのような独特な声や遠吠えを出すことがあります。

非常にクリーンで猫のように独立心が強く、一人の時間を悠々と過ごすのが得意な犬種です。

他の中型犬に比べて静かに過ごせる可能性がありますが、独特の発声については理解しておく必要があります。

フレンチ・ブルドッグ

フレンチ・ブルドッグ

フレンチ・ブルドッグは非常に穏やかで、室内での活動量は全犬種の中でもかなり低い部類に入ります。

基本的には寝て過ごすことを好むため、留守番中も静かに待っていてくれることが多いです。

ただし、呼吸器トラブルのリスクや温度変化への弱さがあるため、安全・健康面での注釈は不可欠。
夏場の留守番は特に厳重な温度管理が求められます。

シェットランド・シープドッグ(シェルティ)

シェットランド・シープドッグ

シェルティは非常に賢く、家族の生活リズムに合わせる能力に長けています。

最初は寂しがることもありますが、学習能力が高いため、「今は留守番の時間だ」と理解すれば静かに待機できるようになります。

控えめな性格を尊重し、安心できる居場所を作ってあげることが大切です。

【大型犬】家の中では穏やかに休息できる犬種

身体の大きい大型犬は、一人の時間はかわいそうと思われがちですが、成犬になると室内では驚くほど静かに過ごせる犬種が少なくありません。

グレイハウンド

グレイハウンド

走るために生まれたグレイハウンドですが、室内では「究極の怠け者」と呼ばれるほど、横になって寝ることを好みます。

運動さえしっかりこなしていれば、留守番中は信じられないほど静かに過ごしてくれる、大型犬の中でも留守番に向いた特性を持つ犬種です。

秋田犬

秋田犬

柴犬同様に高い独立心と、飼い主への深い忠誠心を兼ね備えています。

家の中では無駄に動き回ることなく、静かに待機してくれる威厳があります。

ただし、警戒心が強く、問題行動が出た際のリスクも大きいため、初心者や集合住宅での留守番難易度は決して低くありません。

しっかりとした教育と信頼関係が前提となります。

ゴールデン・レトリバー

ゴールデン・レトリバー

成犬になると、飼い主さんへの深い信頼から非常に安定した精神状態になります。

「リーダーは必ず戻ってくる」と確信していれば、一人の時間も落ち着いて過ごせます。

ただし、子犬期は非常にパワフルで退屈を嫌うため、留守番を本格的に任せられるのは落ち着きが出てくる成犬以降と考えた方が良いでしょう。

セント・バーナード

セント・バーナード

おっとりとした忍耐強さを持っており、留守番中もどっしりと構えて眠り続けます。

些細なことでは動じない性格が魅力ですが、その巨体ゆえに室温管理や十分なスペースなど、健康管理の難易度は非常に高いです。

留守番自体の性格適性はありますが、飼育環境のハードルは高いことを認識しておくべきでしょう。

ラブラドール・レトリバー

ラブラドール・レトリバー

学習能力が高く、オンとオフの切り替えが非常に上手です。

適切にトレーニングされたラブラドールは、仕事(散歩や遊び)がない時間はしっかりと休息をとる習慣が身に付きやすいため、お留守番も安定してこなせるようになります。

愛犬を「留守番マスター」にするための3つのトレーニング法

どんなに留守番に向いた犬種であっても、最初から完璧にできるわけではありません。

我が家のマノやミリも、以下のトレーニングを積み重ねることで、安心して一人の時間を過ごせるようになりました。

短時間の分離練習「数分からのステップアップ」

まずは家を空けるのではなく、家の中で「飼い主の姿が見えなくても平気」な状態を作ってみましょう。

例えば、別の部屋に行き、ドアを閉めて数分だけ姿を消します。
この時、ワンちゃんが鳴いたり扉をカリカリしたりしても、決して応じてはいけません。

そして静かになったタイミングを見計らって戻り、優しく褒めてあげてください。

これを繰り返すことで、「姿が見えなくなっても必ず戻ってくる」という安心感を育てます。

ミリもこの「数分修行」からスタートし、徐々に時間を延ばしていきました。

過剰な挨拶を控える「クールな外出と帰宅」

外出前に「ごめんね、行ってくるね」としんみり挨拶をしたり、帰宅後に「ただいま!寂しかったね!」とハイテンションで抱きしめたりするのは、実は犬の不安を煽る逆効果な行動です。

外出の15分前から愛犬をあえて無視し、空気のように静かに出掛けます。

帰宅時も、愛犬が興奮している間は一切無視をし、落ち着いてお座りをしたタイミングで初めて静かに「ただいま」と声をかけてあげましょう。

ワンちゃんの感情の落差を小さくすることが、留守番を日常の当たり前の出来事にするコツです。

退屈を「仕事」に変える「知育玩具の活用」

留守番を単なる我慢の時間ではなく、「おいしいおもちゃと格闘する仕事の時間」に変えてあげましょう。

お出かけの直前に、フードを詰めた知育玩具(コングなど)を渡します。
「飼い主さんがいなくなると、あのおいしいおもちゃが出てくる!」と学習すれば、外出の準備を始めた瞬間に、愛犬がおもちゃを期待してソワソワするようになります。

孤独感を感じる隙を与えないほど夢中になれる工夫が、留守番の成功率を劇的に高めます。

まとめ:愛犬の個性を尊重し、最高の「お留守番環境」を作ろう

お留守番に向いた特性を持つ犬種を知ることは、健全なペットライフを送るための第一歩となります。

最後に、飼い主さんが意識すべきポイントを整理しましょう。

✅ 留守番を成功させるための安心チェックリスト

  • 犬種の特性と個体差を見極める: 自立心の高いタイプを候補にしつつ、一頭一頭の性格に寄り添う。
  • 十分な運動で満足させる: 外出前にエネルギーを発散させ、室内では休息モードにする。
  • 安全な空間づくり: 3kg前後の小型犬には、危険のない、安心できる広さのサークルを。
  • ハイテク家電の力を借りる: スマートエアコンやカメラで、離れていても常に安全を確認・管理する。
  • 帰宅後の愛情チャージ: 留守番を頑張った分、たっぷりのスキンシップで信頼関係を深める。

我が家のマノとミリにとっても、お留守番は「次にパパやママと遊ぶためのパワーをチャージする時間」になっています。

皆さんも、愛犬の性質に寄り添いながら、ゆっくりと信頼関係を深めていってくださいね!