自分のかわいい愛犬が『うんち』を食べる・・・
良い気分がする人はいないですよね。。。
あ、どうも!
『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。
我が家のカニンヘンダックスの場合は、最初の頃は全く食ふんがなく安心していました。
しかし0歳4か月の時に、気まぐれで美味しいエサに変えたことがきっかけで食ふんを覚えてしまい・・・
美味しいエサは、うんちまで美味しくなってしまうんですよね。
すべてが消化されるわけではないので。
ダックスは、特に食ふん(=うんちを食べること)しやすい犬種。
一度食ふんを覚えてしまうと、やめさせるのが大変です。
しかし、大変だからと諦めてしまってはそこで試合終了。
下手したら、成犬になっても食ふんを続ける犬になってしまうかもしれません。
では、食ふんをやめさせるにはどのような行動を取ればよいのか?
この点について、僕の経験も踏まえつつ解説していきたいと思います。
食ふん時に飼い主が取ってはいけない行動
まずは、犬が食ふんしている時に、飼い主としてやってはいけない行動について。
オーバーアクション
かわいい愛犬がうんちを食べてしまっているシーンを見た時、どうしているでしょうか?
うわぁぁーーー!! ちょ、ちょっと待って!!
こんな感じで、大声を出してつい騒いでしまっている人、いませんか?
飼い主がこういった行動を取ってしまうと、犬は、
お!? 飼い主さんがやたら反応してくれているぞ?
と思い込んでしまいます。
なんなら、喜んでくれているとすら思うのです。
犬は、飼い主さんが何かしら反応してくれるのが大好き。
それが、喜んでいるとなるとなおさら。
これにより、「またうんちを食べれば飼い主さんが反応してくれる」と思い込んでしまい、食ふんを繰り返すようになってしまうのです。
食ふんしていたからといって、慌てて走っていったり、大声を出して騒いだりはしないようにしてください。
叱りつける・怒る
食ふんしている犬を叱りつけたり、怒ったりするのもダメです。
飼い主としては「うんちを食べていること」について怒っているつもりでも、それを犬がどう捉えるかはわかりません。
食ふんは、うんちをした直後に起こることが多いので、犬としては「うんちを食べていること」が怒られているのか、「うんちをしたこと」が怒られているのか分からないのです。
その結果、
よく分からないけど、うんち関連で飼い主さんが怒ってる・・・
じゃあ、怒られる元となるこのうんちは、早く食べて隠さないと!
うんちをするたびに、こう考えるようになります。
つまり、怒ったり叱ったりすることで余計に食ふんがひどくなるのです。
食ふんを防ぐための正しい対策方法
では、犬が食ふんした時にはどのような行動・対策をしていけばいいのか?
以下に、効果が期待できる正しい食ふん対策法を列挙します。
もちろん、我が家でも実践した対策法です!
エサを変える
一番手軽でありながら、効果も高い方法ですね。
最初に書いた通り、我が家のカニンヘンダックスもエサを変えたことで食ふんが始まりました。
『美味しすぎるエサ』や『消化されにくいエサ』は、食ふんに繋がりやすいのです。
なので、逆に『ニオイや味があまり強くないエサ』に変えてみると、すぐに効果が出ることもあります。
我が家の場合は、気まぐれで『シカ肉入り』のエサに変えたところうんちのニオイが強くなり、そこから食ふんスタート。。。
野生の肉、おそるべし。。。
そしてすぐさま以前のエサに戻したところ、食ふん率が半分くらいになりました。
毎回食べるようになってしまったのが、2回に1回、という感じです。
ただ、完全に直ったわけではないので、その後もこまめにエサを変えていったところ、今ではよほど長い間うんちを放置しない限り食ふんしなくなりました。
うんちを放置するとたまにしてしまう食ふんですが、これも、成長につれて直っていくと思います。
もちろん、正しい対策法を続けることが前提ですが。
一度付いてしまった食ふん癖は簡単に直らないことも多いので、根気よくエサ変えを繰り返していくのがミソです。
エサの量を少し増やす
食ふんしてしまうということは、単純にエサが足りていないだけということもあります。
空腹を満たすために食ふんを始める犬もいますので。
対策方法は簡単で、徐々にエサを増やしていくだけ。
空腹を感じにくくなると、それだけで食ふんが収まる場合もあります。
注意点として、いきなりドカっとエサの量を増やすのはやめてください。
ワンちゃんによっては、あればあるだけ食べてしまう子もいるので。
エサを増やす時は、少しずつ増やすようにしてください。
1秒でも早くうんちを片付ける
「すぐにうんちを片付ければいいんです(キリッ)」
なんて書くと、
「そんなことは当たり前だろう!」
と言われてしまいそうですが・・・
でも、そんな「当たり前のこと」を極力心掛けることが、何気に一番大事だったりします。
単純なようですが、うんちが無くなってしまえば物理的に食べられなくなり、必然的に食ふんの機会も減り、食ふん癖改善に多いに役立つのです。
外出中は気を付けようがないので仕方ないとして、家にいる時はこまめに犬の様子を確認し、うんちをしたら1秒でも早く片付けるようにしてください。
特に食後や運動後などの排泄しやすいタイミングは要注意です。
しっかり運動させる
食ふんは、
■日頃動いていないストレス
■暇つぶし
・・・がきっかけになることもあります。
平日、仕事から帰ってきてから散歩に連れて行くのは大変だと思いますが、ワンちゃんがストレスを溜めないためにも可能な限り散歩に行ったり一緒に遊んだりすべきです。
それが食ふんをやめさせることに繋がるのですから。
そして、たっぷり触れ合って、たっぷり可愛がってあげてください。
運動と同じくらい、飼い主さんに可愛がられるというのは犬にとって最大のストレス解消になりますので。
排泄直後に欠かさず褒める
トイレ以外で排泄をして怒られた経験がある犬は、排泄後に「また怒られるかも」と思ってしまい、隠そうと思って食べるようになることがあります。
逆に、排泄したことを褒められると、
よし、このうんちを飼い主さんに見てもらおう!
と思うようになるので、食べずにそのままにしておくようになります。
なので、正しくうんちやおしっこをした時は、思いっきり褒めてあげてください。
一度や二度では効果が出にくいですが、何度も何度も繰り返すことで「排泄=褒められる」とインプットされるので、食ふんに繋がりにくくなります。
食ふんの最中に、淡々とコマンドを出す
食ふんしているところを見つけたら、決して騒いだり怒ったりはせず、無表情で淡々と中止コマンドを出してください。
「ノー」・「いけない」・「アウト」など、日頃のしつけで「やめて欲しい事」をしている時に出しているコマンドです。
食べ終わっていたり、もう食べていないのならば、無言&無表情でさっさと片付けてしまいましょう。
何かしらの反応をしてしまうと、「食ふんすると飼い主さんが反応してくれる!」という勘違いをしてしまうことがありますので。
腸内環境を整える
食ふんは、腸内環境の問題で消化不良を起こしているから起こる可能性もあります。
消化不良によって、
■うんちにエサのにおいや味が残っているので食べてしまう
■摂取しきれていない栄養を補うために食べる
といったことが起こります。
こういった場合は、腸内環境を整えるためのサプリを与えてみるのもよいでしょう。
楽天やアマゾンで「犬 酵素」といったワードで検索すると、腸内環境を改善するようなサプリが出てきます。
『プロキュア』という商品がそこそこ有名ですね。
なお、「サプリとか大丈夫かな・・・?」と心配な方は、一度獣医師に相談してみるのもよいと思います。
サプリについての説明をしてくれるでしょうし、良いサプリを紹介してくれることもあるかもしれません。
うんちの味をまずくしてしまう
ビターアップルなど、犬が嫌がる味のスプレーやパウダーを使うのも効果的です。
これも、楽天やアマゾンで探せばすぐに出てきます。
また、エサに「うんちをまずくするためのフルーツ」を混ぜて、「うんち=まずい」と思わせるのも有効だと言われています。
有効性は立証されていませんがパパイア(パパイン)、パイナップル(ブロメリン)、キウイフルーツ(アクチニジン)、メロン(ククミシン)、ヨーグルト、カッテージチーズの「トッピング」で糞自体の味や臭いを悪くして食べることを思いとどませる作戦を推奨する獣医師もいます。
科学的に立証されているものではありませんが、推奨する獣医師もいるくらいなのでそれなりに効果が期待できるのではないかと。
何より、仮に効果が無かったとしても、薬やサプリではなくただのフルーツですから安心安全ですよね。
ただ、フルーツならば何でもあげていいわけではないので注意してください。
「ブドウ」・「イチジク」・「皮をむいていないレモンやグレープフルーツ」といったフルーツの場合は、下痢や嘔吐などの原因になってしまうので絶対にあげないようにしましょう。
フルーツを犬に与える場合は、自己判断ではなく、必ず「与えても大丈夫なフルーツか?」ということを調べてからにすべきです。
なかなか食ふんが直らない時は
子犬の頃に食ふんすることは、そこまで珍しくありません。
「好奇心旺盛」
「遊びの一環」
といったことから、子犬の食ふんはむしろ自然なこととも言えます。
しかし、飼い主として、食ふんさせないための正しい行動を取り続けているのに、成犬になっても食ふんをするというのは問題です。
成犬になっても食ふんをやめないようならば、「消化器系の病気がある」・「寄生虫がいる」といった可能性も出てきます。
なので、一度病院に連れて行き獣医師の診察を受けてください。
最後に
上記の対策法は、複数を組み合わせて実践するのが効果的です。
一つだけですと、効果は薄くなってしまいます。
例えばこまめにエサを変えたとしても、うんちをしたらすぐに取り除くということを心掛けていないと、いずれ食べてしまう可能性が高い、といったように。
子犬の頃に食ふんするのは自然なこととはいえ、成犬になった時に確実にやめさせるためにも、子犬の頃からしっかりとうんちを食べないことを習慣付けていくことが大事です。