子犬の頃によく見られる行動である食ふん(=うんちを食べてしまう事)。
人間からすると理解しがたい行動ですよね。。。
うんちを食べてしまうなんて・・・
しかし、子犬にとってはわりと自然な行動です。
とはいえ、見ていて気分の良いものではないですし、人間への健康被害の問題もあるので、できるだけ早くやめさせる必要があります。
そもそも、犬はなぜ食ふんをするのでしょうか?
その理由は、以下のようなものが考えられます。
犬が食ふんする理由・原因
エサ不足
単純にエサの量が足りず、空腹なので食べるケースもあります。
エサが無いならうんちで我慢・・・といったところでしょうか。。。
栄養不足
腸内環境の悪化などで消化する力が落ちていると、充分な量のエサを食べていても栄養をしっかり吸収できなくなってきます。
すると、まだ栄養が残っているうんちを食べて栄養を補おうとしてしまうわけです。
ストレス解消や暇つぶし
飼い主さんになかなか遊んでもらえなかったり、散歩に行けず運動不足だったりすると、そのストレスを少しでも解消しようとうんちを食べてしまいます。
また、放置されている時間が長いと暇つぶしがてらにうんちを食べてしまう子もいます。
自分の居場所を綺麗にしたい
犬は、自分のテリトリーに強いこだわりがあります。
そんなこだわりあるテリトリーにいつまでもうんちがあるのが嫌なので、食べて綺麗にしようとしてしまうのです。
栄養価が高くニオイも強いエサに変えた
栄養価が高いエサだと、当然うんちにも栄養が残りやすくなります。
すべてを吸収できるわけではないので。
また、ニオイが強いエサはうんちのニオイも強くなりがち。
ニオイの強いうんちは、犬の好奇心の対象となってしまいます。
我が家の場合も、ニオイの強い「シカ肉入り」というエサに変えたところ、食ふんが始まりました・・・
それまでは全くしてなかったのに・・・
安易なエサ変えは考え物ですね^^;
母犬がうんちを食べているのを見ていたから
母犬は、生まれたばかりの子犬たちがうんちをすると、それを食べて片付けます。
そういう姿を見て育っているため、子犬からすれば食ふんという行為をごく自然なものとして捉えています。
飼い主の過剰反応
犬は、飼い主が何かしら反応してくれることに喜びを感じます。
食ふんしている時、つい大騒ぎしたり、慌てて走って行ったりしていませんか?
そういった行動が、「飼い主さんが喜んでくれている♪」という犬の勘違いに繋がり、食ふんを助長させることがあります。
また、怒ったり叱ったりするのも逆効果です。
そんなことをしてしまうと、「怒られないために、うんちを食べて隠してしまおう」と考えるようになってしまうこともありますので。
消化器系の病気や寄生虫
特に、成犬になっても食ふんをやめない場合には、病気や寄生虫の可能性がやや高くなってきてしまいます。
食ふんは放置せずしっかり対策すべき
成犬になる頃には自然に直ることも多い食ふんですが、だからと言って完全に放置するのは危険です。
特にダックスやチワワやトイ・プードルといった食ふんしやすい犬種の場合、何も対策をしないと成犬になっても食ふんをやめない子になってしまうこともあります。
楽観視せず、しっかり対策を行なってください。