【犬がしつこくペロペロする理由】止まらないペロペロをやめさせる方法

犬がペロペロ舐める意味 犬との暮らし

どうも!
『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。

犬がペロペロと何かを舐める行為・・・可愛いですよね!

我が家の愛犬『マノ(♀)』も、何かにつけてペロペロしに来てくれます^^
それはもう、しつこいくらいに。。。

 

■我が家の愛犬『マノ(♀)』マノ

 

しかし、あまりにしつこいと困ってしまう時がありますし、「何か理由があるのかな?」と心配になったりもしますよね。

そこでこのページでは、

「なぜ犬はペロペロと舐め続けるのか?」

「何か意味があるのか?何を伝えようとしているのか?」

「しつこいペロペロをやめさせる方法」

について解説していきます。

犬がペロペロと何かを舐める理由

犬は、無意味に色々なものを舐めているわけではありません。
そこにはレッキとした理由があります。

いつどういう状況でどこを舐めているか、そこにはどんな意味があるのか。
それが分かれば、よりワンちゃんとの生活が楽しく円滑なものになっていくでしょう。

ペロペロ具合で、犬の気持ちがある程度分かるなんて、なんだかワクワクしません?

 

犬のペロペロは、大きく分けると以下の3つとなります。

■人間を舐める場合
■物を舐める場合
■犬が自分を舐める場合

それでは、具体的に見ていきましょう!

人間を舐める時

愛情表現

犬がペロペロと舐めてくる時のほとんどは、愛情表現です。

特に、飼い主の顔を舐める時。

飼い主さん大好きだワン♪

という思いを伝えるために、飼い主の顔を健気にペロペロと舐めてくれるのです。
いやぁ、可愛いですよねっ!

特に、犬が下から顔を舐める場合は、「相手を敬っている」サインでもあります。
飼い主として敬意を払ってくれているわけですね。

ただ、顔を舐めさせる場合は少し注意が必要。
後述しますが、口を舐めさせると感染症の原因になってしまう可能性がありますので。

何かをごまかしたい

■うっかり人間を噛んでしまった

■食卓の上に乗ってしまった

などなど、普段のしつけで「いけない」と教えられていることをついやってしまった直後に、「てへへ」的な感じでごまかそうとして手や顔などを舐めてきます。

犬は舐めることでしかごまかせないので、その技を最大限駆使しているわけです。

美味しそうな匂いがする

人間が何かを食べた後、その口の周りに付いている匂いに反応してペロペロしてくることも多いです。

何せ犬は、ニオイにかなり敏感ですから。

特に伝えたい気持ちなどはなく、これに関してはただ本能で動いているだけですね^^;

やめて欲しい

子犬の頃は、何かをやめて欲しい時には甘噛みをすることが多いです。

しかし正しくしつけをしていれば、成犬になる頃には「人間を噛むのは良くない事」と理解しているので、噛む代わりに舐めることで「それやめて!」とアピールします。

歯磨きブラッシングが嫌いなワンちゃんは、飼い主の手を舐めて「もうやめて!」とお願いしてくるわけです。

いつもと違う忙(せわ)しない舐め方をしているような時は、特にその可能性が高いですね。

注意を引きたい

飼い主がテレビや本などに夢中になって犬を放って置くと、

遊んで~!かまって~!

という意味を込めてペロペロしてきます。

かわいいので、そこでつい相手をすることが多いですよね?
すると、犬としてはそれが成功体験としてインプットされ、遊んで欲しい時にはさらにしつこいペロペロが発動したりもします^^;

不安や体調不良

お腹の調子が悪かったり、胃がムカムカしてたり、不安な環境だったりすると、飼い主さんを舐めて落ち着こうとします。

犬にとって、飼い主は安心の対象。
そんな飼い主をペロペロすることで、自然と心が落ち着き、不快な症状も緩和されやすくなります。
人間の子供が「痛いの痛いの飛んでけ~」とされると気が紛れるのと同じですね。

不安を和らげるためのペロペロは特に心配することもありませんし、犬ならばしょっちゅうやること。

しかし、苦しそうなのにしつこくペロペロしている場合は要注意。
何らかの体調不良を抱えているかもしれません。

物を舐める時

物に付いているニオイが気になる

おもちゃや家具などをペロペロと舐めている時は、そこに、

■エサのにおい
■あまり嗅いだことのないにおい
■刺激の強いにおい

などが付いている可能性があります。
それが何なのかを確かめようとしているわけですね。

犬は、わからないことや興味があることに対して、口を使って確かめることが多いので。

眠い時

服や毛布などのフワフワしたものを舐める時は、大抵眠い時です。
柔らかいものを舐めて安心しようとしているのでしょう。

人間も、柔らかいものってなんだかホッとしますもんね。
舐めないまでも^^;

特に犬の場合は、子犬の頃に母犬のおっぱいを飲んでいた頃の記憶があるのかもしれません。
おっぱいを飲む時、母犬の毛が顔に当たりますよね。
服や毛布を舐めると、母犬の毛のフワフワとした感触を思い出すことができて安心するのではないかと考えられます。

エサが欲しい

カラになっているエサの器を舐めている時は、

お腹減ったよ~! ご飯ちょうだい!

のサインです。

これはそのまんまですね。。。
人間の子供が「腹減ったぁー!」とカラの器を箸で叩くのと同じ感じです。

ストレス解消

『床』『ケージの柵』など、何もないところをしつこくペロペロしている場合は、

■暇すぎる
■散歩に行きたいのに連れて行ってもらえない
■その他、何らかのストレスを抱えている

といった可能性があります。

人間の食べこぼしやエサの香りなどが付いていれば別ですが、通常は、何もない床や柵をペロペロと舐め続けることは考えにくいです。

こういう行動が目に付いた場合は、後述する「しつこくペロペロと舐め続けるのをやめさせる方法」を実践してください。

犬が自分の体を舐める時

落ち着こうとしている

ストレスを感じていたり、不安な環境にいる時に、不安な気持ちを落ち着かせようと自分の体を舐めることがあります。
幼い頃、母犬に舐められて安心した記憶が蘇ってくるのでしょう。

また、自分だけでなく相手を落ち着かせるためにペロペロと舐めることもあります。
例えば、赤ちゃんが泣いている時や、興奮している犬を落ち着かせようとしたりする時など。

毛づくろい

動物全般に見られる行為ですね。
自分の体を舐めて綺麗にしようとする行為です。

当然ですが、毛づくろい目的であれば何も問題はありません。

しかし、通常の毛づくろいならば執拗に自分の体を舐めたりはしません。
あまりにしつこく舐めるようならば、それはただの毛づくろいではないと考えるべきでしょう。

皮膚に問題がある

通常の毛づくろいではない場合、異常なまでにしつこく自分の体をペロペロと舐め続けることがあります。

何かしらの理由で皮膚病を発症したのか、ストレスなどで舐めすぎて皮膚が荒れたのか。
それは分かりませんが、とにかく皮膚自体に問題が生じている可能性があります。

しつこいペロペロをやめさせる方法

愛犬による可愛いペロペロですが、短時間ならば通常の行為とはいえ、あまりにしつこいとちょっと困ってしまいますよね。

甘え癖が付いてしまい何かと支障が出る場合がありますし、やめて欲しい時にペロペロが延々と止まらないというのも厳しいものがあります。

「最近全然遊んでなかった」・「犬に持病がある」など、理由がはっきり分かっている場合は、その問題を解決するよう動けばいいだけです。

しかし、特に理由も分からないのに長時間何かを舐め続けるような場合は、やめさせるようにしつけるべきです。

淡々とコマンドを出す

普段のしつけで、落ち着かせるためのコマンドをいくつか教えていると思います。
「おすわり」・「待て」など。

そういったコマンドを無表情で淡々と出し続けることで、

あ・・・ 今はペロペロしない方がいいのかな・・・?

と察するようになってきます。

そして、一旦舐めるのをやめたらすかさず褒めてください。

それが犬の成功体験となり、

こういう時に舐めるのをやめれば褒められるんだ!

と理解するようになります。

もちろんすぐに出来るようにはならないかもしれませんが、根気よく続けることで段々理解してくれるはずです。

なおこの際に、決して大声で叱るように言わないでください。
飼い主の手や顔を舐める時の多くは、ただの愛情表現だったりするわけですから、それに対して怒るのはおかしいです。

無表情で無視

普段のしつけでも、悪い事をしたら一旦ケージに連れて行ってしばらく無視をしたりしますよね?
これを繰り返すことで、やってはいけないことを理解させるわけです。

無視は、犬にとってかなりきつい罰。
叱られるのと同じか、下手したらそれ以上に。

なので、どれだけ舐められても一切反応せず、目も合わせず、ひたすら無視を続ければ、大抵の犬は心が折れます。

可愛い愛犬の心を折るのは可哀そうですが、その先の生活のことを考えると「しつこいペロペロはよくないこと」と早めに理解させる方がワンちゃんにとっても幸せです。

なお、無視の結果一旦ワンちゃんが落ち着いたら、褒めるのを忘れずに。
どんなしつけもそうですが、「できたら褒める」は基本です。

一旦遊んであげる

これは、犬が自分の体を執拗に舐めている場合限定です。

犬が手や足など特定の部分をしつこく舐め続けている場合、考えられる要因としては、

■皮膚病がある

■強いストレスを感じている

のどちらかである可能性が高いです。

皮膚病ならば、目視で確認すればある程度判断できると思います。
明らかな異常があれば、すぐに獣医師に診せてください。

しかし皮膚に異常がない場合は、強いストレスを感じている可能性があります。
飼い主に遊んでもらえない、散歩に連れて行ってもらえていない、など。

ワンちゃんからのこうしたサインを感じた時は、出来る限り一緒に遊んであげるようにしてください。
日々の生活で大変な部分もあるかもしれませんが、かけがえのない愛犬のためなので。

獣医師に相談する

上記のようなしつこいペロペロをやめさせるための行動を数か月繰り返しても改善しないようならば、最終手段として、獣医師に相談に行ってみてください。

皮膚病など身体的な病気がある場合は、どんなにしつけても意味がありませんので。
心の問題の場合でも、獣医師ならばヒアリングからそれを見抜いて指摘してくれることもあるはずです。

口の周りを舐めさせる場合は要注意

濃厚接触は極力控える

可愛い愛犬の可愛いペロペロ。
できれば、全力で受け止めてあげたいところですが・・・

どんなに可愛くても、犬は人間とは別の生き物。
やはり、最低限気を付けるべきことがあります。

それは、口を舐めさせるのはできるだけ避けるということ。

場合によっては、犬が持っている菌に感染してしまうことがあります。

多くの犬が保有している『パスツレラ菌』

犬の約75%には、口内にパスツレラ菌がいるとされています。

この菌は犬にとっては常在菌で、何か症状を起こすことはほぼありません。

人間の場合でも、通常の免疫力があれば特に問題ありませんが、

■老人
■幼児
■持病やストレスなどで免疫が落ちている人

こういった人の場合は「パスツレラ症」という病気を発症することがあります。

パスツレラ症の症状は風邪のようなもので、「のどの痛み」・「咳」・「鼻水」などがメイン。
なお、噛まれて発症した場合は、患部が赤く腫れることもあります。

過度の心配は無用

ただ、前述の通り健康な人ならば発症することはありませんし、仮に発症したとしても重症化することはあまり多くありません。

だからと言って警戒しなくていいわけではありませんが、過度に心配する必要はないでしょう。

犬とのスキンシップも、ワンちゃんと生活する上での大きな楽しみなわけですし。

 

ただし、念のため口の周りをしつこくペロペロさせたり、ましてや口移しでご飯をあげたりするのは避けましょう。

気付かないうちに免疫が低下していることもあるでしょうし。

ペロペロされるとしても、顎(あご)や頬(ほほ)くらいまでにしておくべきです。

・・・とわかっていつつも、つい口周りを舐めさせてしまうこともある僕ですが^^;

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