犬が食べてはいけない食べ物 | 果物・野菜・魚・肉・菓子・食材

犬が食べてはいけないもの 犬が食べてはいけないもの

人間が当たり前のように食べていても、犬が食べてしまうと中毒症状を起こしてしまう食材もあります。

中には、命に関わるような場合も・・・

そうならないためにも、「絶対に犬が食べてはいけないもの」・「与える場合には注意が必要なもの」については把握しておきたいですよね。

 

あ、どうも!
『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。

 

ということで、犬が食べられないもの・食べていいもの・食べるとしても注意が必要なものについて、ジャンル別にまとめてみました。

絶対に犬が食べてはいけない食材13種

食べてはいけない

これだけは絶対に食べさせてはダメ!

なぜ食べてはいけないのかは後述しますが、まずは「絶対に犬に与えてはいけない食べ物は何なのか?」について。

ワンちゃんの安全のためにも、最低限これだけは把握しておいていただければと。

以下の食材は、少量だろうと絶対に与えてはダメです!!

 

===============
絶対に犬が食べてはいけない
食材13種
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■チョコレート
■タマネギ
■ナッツ類
■アボカド
■ニラ
■らっきょう
■にんにく
■アルコール
■キシリトール
■ココア
■ぶどう
■レーズン
■イチジク

 

その他、過剰に摂取すると危ない食材などもあります。

しかし、上記の食材については少量でも犬の命に関わる食材。

まずはこれらの食材だけでも完璧に把握しておき、犬がどう頑張っても届かない場所に保管しておくべきです。

 

それでは以下に、なぜ上記13種の食材を与えてはいけないかについて解説していきます。

チョコレート・ココア

チョコレート

犬に食べさせてはいけない食べ物の代表格ですね。
犬を飼っている方ならば、ご存知の方も多いと思われます。

チョコレートが犬に害を与えるのは、『テオブロミン』という物質。
この『テオブロミン』を犬が摂取してしまうと、嘔吐や下痢、けいれんなどの中毒症状を引き起こしてしまいます。

最悪の場合、死に至るケースも・・・

チョコの種類によってテオブロミンの量は異なりますが、どのチョコだろうと犬に有害なことには変わりないので、間違っても口にしないようにすべきです。

タマネギ・ニラ

たまねぎ

タマネギやニラには『有機チオ硫酸化合物』が含まれており、この物質を犬が摂取すると赤血球が破壊され、貧血や呼吸困難といった症状を引き起こします。

ピザやハンバーグなど、タマネギは様々な料理に入っている食材なので、人間の食べ物を与える場合には細心の注意が必要です。

らっきょう・にんにく

にんにく

犬の体に良い効果もありますが、らっきょうもにんにくもネギ類のため、貧血や呼吸困難などの中毒症状を起こす場合があります。

ごく少量ならば問題ないこともあるようですが、調整が難しいですし、個体差もあるので、与えないようにすべきでしょう。

ナッツ類

ナッツ

犬にナッツ類を与えると嘔吐や下痢などの中毒症状を引き起こしますが、なぜ中毒症状を引き起こしてしまうかの原因はまだ判明していません。

特にマカダミアナッツは危険です。

マカダミアナッツ以外ならば少量なら大丈夫な場合もありますが、念のため一切与えないようにするのが賢明です。

アボカド

アボカド

アボカドには『ペルジン』という成分が含まれており、人間以外が摂取すると中毒症状を引き起こすことがあります。

アボカドの果肉・葉っぱ・枝・皮・種と、そのすべてに毒性成分が含まれています。

アルコール

アルコール

犬の体は、アルコールを上手く分解することができません。

犬がアルコールを摂取してしまった場合、急性アルコール中毒を引き起こす場合があります。

キシリトール

キシリトール

犬がキシリトールを摂取すると急激に血糖値が下がってしまい、低血糖となってしまいます。

結果、下痢や嘔吐、ぐったりするなどの症状が出ます。

ぶどう・レーズン

ぶどう

原因は不明ですが、犬がぶどうやレーズンを摂取すると腎臓にダメージがあることが分かっています。

食べてしまうと、急性腎不全を引き起こすことがあります。

イチジク

いちじく

イチジクの皮や葉には、『ソラレン』・『フィシン』という有毒な物質が含まれています。

口内炎嘔吐などの中毒症状を引き起こす原因となります。

犬が食べられる食材・食べられない食材一覧

食材一覧

表の見方

「○」 : 適量ならば与えてOK
「△」 : ごく少量ならば与えてOK
「×」 : 与えてはいけない

ご注意いただきたいのは、「○」となっていても無制限に与えていいわけではない、という点。

「○」の食材でも、適量を意識してください。
犬にとっての適量は、人間にとっての適量よりもかなり少なくなります。

なお、以下の表はすべて50音順です。

果物(フルーツ)

フルーツ

主に、柑橘類には注意が必要です。

食材名 生食 加熱 要注意
いちご
イチジク × × NG!
キウイ
×
グレープフルーツ × × NG!
さくらんぼ
ざくろ × × NG!
スイカ
すだち × × NG!
ドライフルーツ × × NG!
パイナップル
バナナ
びわ
ぶどう(マスカット) × × NG!
ブルーベリー
マンゴー
みかん(オレンジ)
メロン
ライチ
リンゴ
レモン × × NG!
ゆず

野菜

野菜

加熱によって食べられるものも多いですが、与える量を間違えると、中毒とまではいかなくとも消化不良の原因になってしまうので気を付けてください。

食材名 生食 加熱 要注意
アスパラガス ×
アボカド × × NG!
アロエ × × NG!
いんげん ×
枝豆 ×
オクラ
かぶ
かぼちゃ ×
カリフラワー ×
キノコ類 ×
キャベツ
きゅうり
銀杏(ぎんなん) × × NG!
くるみ
ゴーヤ
ごぼう ×
小松菜
さつまいも ×
里芋 ×
じゃがいも ×
生姜
大根
たけのこ ×
タマネギ × × NG!
チンゲン菜 ×
とうもろこし ×
トマト
なす ×
菜の花 ×
ニラ × × NG!
にんじん
にんにく
ネギ × × NG!
白菜
パセリ
ピーマン ×
ブロッコリー ×
ほうれん草 ×
もやし ×
レタス
れんこん

魚介類

魚の生食は基本的にNG。

加熱した場合でも、小骨の多い魚は要注意です。

食材名 生食 加熱 要注意
アジ ×
アユ ×
イカ × × NG!
いくら × × NG!
うなぎ ×  
エビ × × NG!
× × NG!
カツオ ×
カニ × × NG!
かます ×
×
さば ×
さんま ×
ししゃも × × NG!
スルメ
タコ × × NG!
たらこ × × NG!
マグロ

肉

肉は与えて良さそうにも思えるのですが・・・意外とそうでもありません。

食品添加物などの問題から、加工食品や揚げ物は避けるべきです。

食材名 生食 加熱 要注意
からあげ × × NG!
牛肉
ささみ
鹿肉
ソーセージ × × NG!
鶏肉
馬肉
ハム × × NG!
ハンバーグ × × NG!
豚肉
ベーコン × × NG!
レバー

菓子類

お菓子

基本的に、すべて食べられないと考えてください。
人間のおやつは、犬には不向きです。

食材名 生食 加熱 要注意
アイスクリーム × NG!
キシリトール × × NG!
ケーキ × × NG!
ココア × × NG!
だんご × × NG!
チョコレート × × NG!
プリン × × NG!
マカダミアナッツ × × NG!
焼き芋

炭水化物(米・パン・うどん)

炭水化物

パン類は、種類によっては少量なら大丈夫なこともありますが、念のため全般的にやめておくべきです。

なお、米は基本的にOKなものの、カレーやチャーハンや焼きそばなどはタマネギが入っていることが多いので避けてください。

食材名 生食 加熱 要注意
うどん ×
お米 ×
玄米 ×
雑穀米 ×
そば ×
パスタ ×
パン類 × × NG!

豆類

豆類

ごまや豆腐などは、むしろ与えた方が犬の健康にとってプラスになります。
もちろん、与え過ぎはダメですが。

食材名 生食 加熱 要注意
小豆(あずき) ×
油揚げ ×
あんこ ×
おから
ごま
大豆 ×
豆乳
豆腐
納豆

飲み物

飲み物

水以外の飲み物は避けるべき。
牛乳を飲ませる方もいらっしゃるようですが、あまり飲ませない方がよいでしょう。

食材名 生食 加熱 要注意
アルコール × × NG!
お茶 × × NG!
牛乳 × × NG!
コーヒー × × NG!
ココア × × NG!

調味料

調味料

調味料は、あくまで人間向けのもの。
基本的に犬には向いていません。

食品 生食 加熱 要注意
ケチャップ × × NG!
ソース × × NG!
はちみつ
マヨネーズ × × NG!

中毒症状を起こしてしまった場合

中毒

万が一、食べてはいけない食べ物を食べてしまい、犬に「嘔吐」・「貧血」・「脱力」・「震え」といった中毒症状が起こってしまった場合はどうすればよいのか?

最も重要なのは、

■いつ食べたのか?
■何を食べたのか?
■どれくらい食べたのか?

この3点をしっかり把握することです。
これが分からないと、獣医師は正しく診断できません。

 

そして、すぐに獣医師の診療を受けてください。

大変!とりあえず吐かせないと!

・・・と自己判断で対処することは危険ですので絶対に避けるべきです。
吐いたものが詰まって窒息する場合もありますので。

 

最後に

犬と人間とは別の生き物。
当然、食べられるものと食べられないものも違います。

互いに円滑に楽しく暮らしていくために、犬が食べられないものについては充分に把握しておくべきだと思います。

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