初期の頃の犬のしつけで散々耳にする言葉。
それは・・・
これです。
犬を不必要に興奮させてしまうことは、百害あって一利なしですので。。。
あ、どうも!
『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。
まだあまり広まっていない言い方・方法ですが、犬を不必要に興奮させないための方法として、『インパルスコントロール』という方法が有効なので、ここで紹介させていただきますね。
犬はできる限り興奮させない
まず、犬にとって『興奮』というのはマイナスなことが多いです。
■噛みつきや飛びつきなどの他人への迷惑
■興奮癖がつく
・・・など。
極力、興奮させないようにしつけていくべき。
それをできるようになるのが、インパルスコントロールです。
なお、遊んでいる時の軽い興奮は全然OK。
むしろそれがないと、発散にもなりませんので。
インパルスコントロールとは?
インパルスコントロールとは、犬が自らの意志で「沸き上がる衝動」を抑えられるようになることです。
代表的なインパルスコントロールのしつけ方法を挙げてみますと、、、
②犬と目を合わせながら、手を上から段々と下に下げていく
③最終的に、手を犬の鼻先まで下げる
この時、犬が手にあるおやつではなく、飼い主(人)の目を見ているようならばインパルスコントロール成功です。
犬が「おやつを食べたい!」という衝動を抑え込み、「飼い主さんの目を見ていないと!」という理性や思いが勝ったわけですから。
『おやつ』という強い衝動に打ち勝ち、飼い主の目を見続けることができる。
これは、犬が自ら感情をコントロールしている証拠です。
ちなみに、我が家にてインパルスコントロールの実践動画を撮ってみました。
我が家の愛犬『マノ(♀)』によるインパルスコントロール、よろしければ是非ご覧ください。
インパルスコントロールのメリット
インパルスコントロールができるようになるメリットは何か?
最も大きいメリットは、なんと言っても「犬が自ら落ち着くための術を身に付けられる」という点でしょう。
これは、犬にとっても自信に繋がります。
犬が興奮してしまう時、どこかで自分でも、
ああ、やってしまったなぁ・・・
と思っているはず。
犬が本能的な感情を抑え込むのは本当に難しいので。
しかし、インパルスコントロールによって興奮を抑え込む術を身に付けておけば、実際にそれが出来た時は犬にとって大きな自信になるでしょう。
そして、感情をコントロールすることにどんどん慣れていくはずです。
これが今後のペットライフにとって大きなプラスになっていくことは間違いありません。
手からフードをあげる時には是非インパルスコントロールを
手からおやつやフードをあげる時、丁寧に犬の口元に持っていってあげるのは避けた方がいいです。
犬の方から動いて食べ物を取りに来させたり、ある程度の「待て」をかけたり。
これが大事。
ただ食べ物をあげるだけだと、「この人はおやつマシーン」といった悲しい認識をされてしまう可能性もあります^^;
■犬が得る「自分で獲得した」という満足感
こういった結果を得るためにも、ただ適当に手からフードをあげるのはやめるべきです。
こういった問題を解消するためにも、インパルスコントロールは大事なのかなと。
前述のやり方で、「ある程度の行程を経ないとおやつに辿り着けない」と学んでくれるはずですので。
このやり方、一見かわいそうに見えるかもしれません。
しかし、全然そんなことはないのです。
むしろ犬にとっては、おやつを手に入れるのに一苦労ある方が幸せです。
犬は、簡単に手に入るものに対して喜びを感じません。
人間もそうですよね?
「Aさんなら余裕で付き合えそうだし」
「Bさんは高嶺の花だなぁ・・・」
どちらの人と付き合えた方が喜びが大きいでしょうか?
言うまでもなくBさんですよね。
犬も同じで、なかなか手に入らないものを手に入れた時には、大きな喜びを感じます。
そういった喜びを感じさせつつ、感情をコントロールする術まで身に付けられるのです。
インパルスコントロール、やらなきゃ損じゃないでしょうか??