犬が「内弁慶」になってしまう原因と直し方

留守番中に吠える犬へのトレーニング 犬のしつけ

内弁慶な愛犬にちょっと困っている飼い主さん、いらっしゃいませんでしょうか?

外だと萎縮したり怖がったりするけど、家の中だとやけに暴れる。。。
問題というほどのことはないですが、やはり外でも普段通り元気でいてほしいものですよね!

 

あ、どうも!
『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。

 

ということで今回のテーマは「犬の内弁慶」です。

■そもそも犬の内弁慶ってどんな状態?
■なんで内弁慶になるの?
■直し方は?

という部分に焦点を当てていきたいと思います!

「犬の内弁慶」の4つのパターン

家では元気に暴れるが、外だとおとなしくなる

最も典型的なパターンですね。

家という慣れ親しんだ環境ならば元気に遊びまわったり暴れまわったりしますが、外に出ると萎縮してしまい、全然動かなかったり他の犬や人から逃げ回っていたりします。

外の世界にまだ慣れていなかったり、単純に憶病で外で遭遇する様々な刺激を怖がってしまっていたりするわけです。

安全な状況にいると吠えまくる

散歩の時などに、飼い主がそばに居たり抱っこしていたりするとやたら吠えまくるのに、飼い主が離れると急におとなしくなる、というパターン。

犬にとって飼い主は絶対の存在で、頼れるリーダーです。
そんなリーダーがいる時は強気になれますが、いざリーダーが離れてしまうと途端にビクビクし始めるわけですね。

ドッグランでリードなしで遊ばせる時には顕著に分かります。
リードがあれば、飼い主のコントロール下にあるということで安心している犬でも、リードなしとなると安全が確保されていませんから、内弁慶な犬は途端におとなしくなってしまいます。

散歩に行こうとしない

そもそも、散歩やドッグランに行きたがらないというパターンも多いです。
家の中ではこれでもかと暴れ回っているのに^^;

外での刺激が怖いのでしょう。

いざ散歩に出ても、全然動かなかったり、他の犬から逃げ回っていたり、逆に飼い主に守られた状況ならば吠えまくったり、といった行動を取りがちです。

飼い主の言うことを聞かない

飼い主への甘えやかまって欲しさから、わざと飼い主の言うことを聞かないという行動に出るワンちゃんもいます。

この飼い主さんはいつも優しいから、別に言うことを聞かなくてもいいでしょ♪

なんてことを考えているのかもしれません。

犬が内弁慶になってしまう原因

原因は2つ

■飼い主が犬を甘やかしすぎる

■臆病で、思うようにいつもの自分を出せない

犬が内弁慶になってしまう主な原因は、この2つに絞られます。

犬を甘やかしすぎる

まずは飼い主が甘やかしすぎるという点。

甘やかすことで、あまり言うことを聞かなくてもいいと勘違いされてしまうわけですね。

人間と同じです。
人間の子供も、ただ可愛がるだけではわがままになり、家ではやたら態度が大きいのに外ではおとなしい、なんていう人格形成が為されてしまうことがあります。

こうならないよう、必要な時には厳しく叱ることも必要ですね。

臆病・怖がり

性格的に憶病・怖がりなため、散歩に出た時に、本当は色々なワンちゃんと遊びたいのに遊べない。
一緒に混じりたいけど、怖さが勝ってしまってついワンワン吠えてしまう。

これでは、全然自分を表現できてないですし、満足感も得られませんよね?

その裏返しとして、散歩から帰ってきた時に家で暴れる、といった行動に出てしまうことがあります。

内弁慶な犬の直し方

叱るべき時は叱る

かけがえのない愛犬ですから、ただひたすら愛情を注いで可愛がりたいという気持ちはよく分かります。
僕もそうですし。

しかしそれは、長い目で見るとワンちゃんにとっては不幸なこと。
していいことと悪い事を正しく学べず、知らず知らず周囲に迷惑をかける子になってしまうかもしれないのですから。

普段は全力で可愛がりつつも、してはいけないことをした時はしっかり叱る。
これを徹底すればメリハリもつき、飼い主の言うことにもしっかり従うようになってきます。

そして、家の中だけ威勢がいい、という状態も改善されていくでしょう。

ドッグトレーナーの力を借りる

飼い主の力だけでは、内弁慶を改善することが難しい場合もあります。
臆病な犬の場合は特にですね。

その場合は、プロの力を借りるのもありでしょう。
具体的には「ドッグトレーナー」が最適かなと。

【しつけを依頼すべきは訓練士?トレーナー?】犬のしつけをプロに依頼する場合に心掛けるべきこと
犬のしつけをプロに任せる場合、『訓練士』と『ドッグトレーナー』のどちらがよい? 家庭犬のしつけをしてくれるプロの選び方。

身近な人間である「家族」がしつけようとするよりも、普段接することのない存在である「ドッグトレーナー」の方がスムーズにいく可能性が高いです。
「知識や技術があるから」というだけでなく、「心の距離感」も大事だからです。

人間も同じですよね。
家族から「勉強しなさい」と言われるより、塾の先生から「これじゃ駄目だよ、もっと頑張らないと」と言われる方が響くものです。

犬も同様で、慣れ親しんだ家族から言われるよりも、他人であるドッグトレーナーからしつけられる方が吸収が早いということもあります。

ドッグトレーナー任せではダメ

ただ、ドッグトレーナーの力を借りておとなしくさせられるようになっても、それでは根本的な解決にはなりません。

家族だけでやろうとした時には、また同じように内弁慶ぶりを発揮して吠えたり暴れたりする、なんてこともありえますので。

家族とは距離感が近いので、結局言うことを聞けなくなってしまうワンちゃんもいるんですよね。

なので大事なのは、ドッグトレーナー任せにせず、ドッグトレーナーと一緒にしつけを行なっていくこと。

ドッグトレーナーは、あくまで「きっかけ」を作ってくれるだけ。
全部ブン投げて解決するということはほぼありません。

結局は、飼い主も一緒になって取り組まないと上手くいかないでしょう。

具体的な内弁慶改善方法

内弁慶を改善するには、とにかく色々なところに連れ出してあげること。
そして、色々な犬や色々な人と触れ合わせること。

こういったことが大事になってきます。

もちろん、極度に怖がりな子に無理やりやらせるのはよくないので、そういう子の場合は段階的に進めていくべきでしょう。

そしてしつけトレーニングも、ドッグトレーナーから聞いた方法や自分で調べた方法などを駆使して、日々意識しながら実践していくべき。
やったりやらなかったり、ではダメです。

犬のしつけは、根気よく継続することが最重要なので。

 

そして、とにかく散歩にはたっぷり連れて行ってあげてください。

これをしっかり行なっていれば、適切なエネルギー発散ができつつ社会性もマスターできるので、家の中でだけやけに暴れるという内弁慶ぶりは自然と治っていくでしょう。

散歩が苦手なら、抱っこで外に連れていくだけでもいいのです。
歩くのが苦手なら、愛犬が立ち止まった場所で延々と止まっていてもいいのです。

そういった時間に、犬は自然と多くのことを学んでいきますので。

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