犬に歯磨きは必要?歯を磨く頻度は?毎日歯磨きしないとどうなる?

歯磨き 犬の歯磨き

犬に歯磨きなんて必要なの?

歯磨きするとして、どれくらいのペースでやればいいの?

こういった感じで、犬の歯磨きに関して悩んでいる方が多いようです。

昔は、犬に歯磨きしている人なんてほとんどいなかったですもんね。

 

あ、どうも!
『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。

 

というわけで、獣医師さんや動物看護士さんたちの意見をもとに、

■犬の歯磨きの必要性

■いつから歯磨きを始めるべきか

■どれくらいのペースで歯を磨けばいいのか

という疑問を解決していきたいと思います!

犬に歯磨きは必要?

犬の歯磨き

昔は犬に歯磨きをしている人などほとんどいませんでした。

しかし最近では、しつけ教室でも動物病院でも、

人間同様、犬にも歯磨きは必要です。 やってあげるようにしてください。

と指導されます。

理由は、歯周病に苦しむ犬が増えてきているから。

 

犬は、口内環境が人間とは異なります。

人間の口内は『弱酸性』ですが、犬の口内は『アルカリ性』です。
アルカリ性の環境では、口内の食べカスから雑菌が繁殖しやすいため、歯垢がすぐ歯石となって歯に付いてしまうのです。

犬種や個体差がありますが、犬の歯垢は2~5日ほどで歯石へと変わります。

歯石は、歯周病の原因。
そんな歯石のもととなってしまう歯垢を除去するために、犬にも歯磨きが必要なのです。

 

余談ですが、、、

犬は、人間よりも歯周病になりやすい分、逆に虫歯になることはほとんどありません。
虫歯菌は、アルカリ性の環境では繁殖しにくいのです。

一度ついた歯石はなかなか取れない

歯石がついても、病院に行って獣医師さんに除去してもらえばいいし!

このように軽く考えている方、いませんか?

 

残念ながら、その考えは甘いと言わざるを得ません。

歯石とは、読んで字のごとく『歯に付いた石』です。
石ですから、そう簡単には取れません。

人間の場合も、歯医者に行ってガリガリと削ることになりますよね?
歯ぐきから血を流しながら・・・

でも、これはまだ人間だから出来ること。
歯医者から「口を開けておいてください」と言われれば従えますから。

しかし犬は、これができません。
口を開けたままおとなしく歯石を取らせてくれるなんていうことはないのです。

よって、犬の歯石除去をやる場合には全身麻酔が必要となります。

全身麻酔となると費用も高いですし、何より犬の体へのダメージを考えるとなるべくやらない方がいいのは言うまでもありません。

歯石を放置するとどうなる?

歯石ってそんなに取りにくいものなんだ・・・ じゃあ、放っておけばいいんじゃない? 歯石くらい、どうってことないでしょ!

いやいや、これまた甘いです。

 

先ほども書いた通り、歯石は歯周病の原因。

大量の歯石を放置すると、様々な不具合が発生します。

例えば、

■口臭が強くなる

■歯ぐきから出血するようになる

■歯が抜けやすくなる

■歯周病になりやすくなる

などなど。

 

しかもこれに収まらず、派生的に様々なトラブルを招く可能性もあります。

 

歯が抜けてしまって、満足に食事ができなくなったり・・・

歯周病が原因で、全身に症状が出るような深刻な病気を誘発してしまったり・・・

口内環境の悪化がストレスとなり、暴れる・無駄吠えが続くなどの問題行動が始まったり・・・

 

特に、マズルが長い犬種は歯石が付きやすいです。

■ダックス
■プードル
■チワワ
■ヨーキー
■パピヨン

・・・などなど。

こういったワンちゃんを飼っている場合は特に気を付けるべきでしょう。

 

我が家もカニンヘンダックスの(♀)であるマノを飼っているため、歯磨きは強く意識しています。

 

歯磨き

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獣医師さん・動物看護士さんがやっているしつけ教室でのマノ(♀)の様子

犬の歯磨きはいつから始めるべき?

歯磨き粉

では、犬の歯磨きはいつから始めるべきか?

結論から言うと、

永久歯に生え変わった後は、犬の歯磨きは毎日必要です。

となります。

 

乳歯はすぐに抜けてしまうので、乳歯の間は特に歯磨きする必要はありません。

ただ、習慣付ける意味で乳歯のうちから歯磨きを始めるのがベスト。

子犬の頃から慣らしておくと、成犬になってからの歯磨きが楽です。
成長してからいきなり歯磨きをしようとしても、嫌がる犬も多いので。

 

ただし、乳歯のワンちゃんに対しては無理やり歯磨きをするようなことは避けてください。

歯磨きに対するマイナスイメージが強くなってしまい、いざ本当に磨く必要がある時(=永久歯に生え変わった時)が来ても、全然磨かせてくれない子になってしまうかもしれないので。

乳歯の頃は、あくまで遊びの一環のような感じで。
ハブラシに美味しい味がする歯磨き粉を乗せて、ただガジガジと噛ませるだけでもOKです。

どれくらいの頻度で磨く?

歯磨きの重要性は分かったけど・・・ じゃあ、どれくらいのペースで歯磨きをしていけばいいの?

 

最高の形なのは、もちろん『毎食後に磨く』となります。

 

でも・・・
現実的に無理ですよね^^;
もちろん、ウチだって毎食後なんてやっていません。。。

現実的なラインでいくと、毎日1回磨くというのが理想です。
ここまでやれば、ワンちゃんの口内環境はかなり守られるでしょう。

 

なお、毎回の歯磨きに対してあまり完璧を求めなくても大丈夫です。
毎日完璧に磨けるなんて、『専門家』か『よほど凝り性な人』くらいだと思うので^^;

そもそも、毎回完璧な歯磨きをしようとすると、ワンちゃんの方がうんざりしてしまうでしょう。

なので、スキンシップの一環くらいの軽い気持ちで取り組んでみてください。
その分、週に一度とかではなく、高頻度でやってあげる、といった感じで。

まとめ

以上、犬の歯磨きの必要性や頻度についてでした。

歯磨きの頻度の目安としては、毎日できないとしても、なんとか2日に1回くらいのペースで歯磨きできるように意識してみてください。

歯石は、早ければ2日程度で付いてしまうので。

歯磨きを嫌がるワンちゃんも多いと思いますが、あの手この手で工夫しながら何かしらの形で歯磨きを継続していただければと思います。

ワンちゃんの健康のためにも。

[関連記事] ■【犬の歯磨きのやり方】歯磨きを嫌がるワンちゃんへの効果的なしつけ法

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