犬の睡眠時間が短い?寝不足の症状と寿命への影響、理想的な睡眠サイクル

犬の睡眠時間が短い?寝不足の症状と寿命への影響、理想的な睡眠サイクル 犬の習性
「うちのワンちゃん、あまり寝ていない気がするけれど大丈夫かな?」
「夜中に何度も起きてくるけど、睡眠不足で寿命が縮まったりしない?」

このように、愛犬の眠りについて不安を感じている飼い主さんは少なくありません。

犬は人間よりもはるかに長い時間眠る動物であるため、睡眠時間が短い状態が続くと、心身に大きな負担がかかってしまいます。

あ、どうも! 『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。

我が家のカニンヘンダックス姉妹、ブラックタンの「マノ(♀・3.5kg)」とシルバーダップルの「ミリ(♀・3.8kg)」も、眠りのスタイルはそれぞれ違います。

お姉ちゃんのマノは物音に敏感で眠りが浅いタイプですが、妹のミリは一度眠るとなかなか起きない爆睡タイプです^^;

結論、成犬の理想的な睡眠時間は12時間〜15時間程度と言われており、これより極端に短い場合はストレスや病気、環境の不備が疑われます。

この記事では、最新の獣医学的見解に基づき、犬の睡眠時間が短い原因や、寝不足が引き起こす症状、そして愛犬が深い眠りにつくための改善策を詳しく解説します。

愛犬の健康な長生きのために、睡眠の質を見直すガイドラインとして活用してくださいね!

犬の理想的な睡眠時間と特有の睡眠サイクル

犬が健康を維持するために必要な睡眠時間は、年齢やライフステージによって大きく異なります。

また、犬の睡眠は人間とは構造が異なり、非常に「浅い眠り」が多いことが特徴です。

【年齢別】理想的な犬の睡眠時間の目安と睡眠不足の定義

ワンちゃんの年齢に合わせて、一般的に推奨される睡眠時間をまとめました。愛犬の現状と比較してみてください。

ライフステージ 理想的な睡眠時間の目安 特徴
子犬(パピー) 18時間〜20時間以上 成長ホルモンの分泌に不可欠。遊びの合間に細かく寝ます。
成犬 12時間〜15時間程度 夜の睡眠に加え、日中のうたた寝が重要です。
老犬(シニア) 18時間〜20時間以上 体力の低下に伴い、一日の大半を寝て過ごします。

もし、成犬で睡眠時間が10時間を切るような状態が続くなら、睡眠不足を疑うべきです。

我が家のマノとミリも、日中僕が仕事をしている間は足元で静かに寝ていますが、この「日中の休息」が足りないと、夕方には少しイライラした様子を見せることがあります。

犬の睡眠は8割がレム睡眠?睡眠サイクルと「浅い眠り」の理由

犬の睡眠サイクルは人間よりも短く、約20分〜45分程度のサイクルを繰り返しています。
驚くべきことに、犬の睡眠の約80%は、脳が覚醒している「レム睡眠(浅い眠り)」です。

犬はかつて野生下で、敵の接近をいち早く察知してすぐに動けるよう、浅い眠りを細かく繰り返す進化を遂げました。

熟睡しているように見えても、耳がピクピク動いたり、かすかな物音でパッと目を開けたりするのはこのためです。

残りの20%の「ノンレム睡眠(深い眠り)」で、脳の休息や記憶の整理を行なっています。

睡眠時間が短いと、この貴重な深い眠りのチャンスを逃してしまうことになるのです。

犬の睡眠時間が短い理由とは?環境やストレス、病気の可能性を検証

愛犬が十分に眠れていない場合、そこには必ず物理的、あるいは精神的な原因が隠れています。

睡眠環境の不備だけでなく、飼い主さんとの関係性や、体に隠れた痛みなどが影響していることもあります。

生活環境の不備とストレス要因

犬が安心して眠るためには、「安全な場所」「静かな環境」「適正な温度」の三要素が欠かせません。

例えば、家族が常に通りかかる廊下や、テレビの音が大きく響くリビングにベッドを置いていると、犬の警戒心が解けず睡眠サイクルが乱れます。

また、現在の異常な夏場の暑さや、冬場の乾燥は、犬の体温調節を妨げ、眠りを浅くする直接的な原因になります。

分離不安症を抱えているワンちゃんの場合、飼い主さんの姿が見えなくなると不安で眠れなくなり、睡眠時間が大幅に削られてしまうケースも少なくありません。

痛みや痒みを伴う疾患の影響

「最近、急に睡眠時間が短くなった」という場合に最も警戒すべきは、身体的な苦痛です。
特に関節炎、心臓病による呼吸のしづらさ、皮膚の痒みなどは、犬の眠りを著しく妨げます。

我が家のマノやミリのようなダックスフンドの場合、椎間板ヘルニアの予備軍だと、寝返りを打つたびに腰に違和感があり、熟睡できないことがあります。

一晩中何度も寝床を変えたり、ハァハァと荒い息(パンティング)をしたりしている時は、痛みによる不眠を疑い、早めに獣医師さんに相談してください。

【犬種別・年齢別】子犬・老犬・人気犬種が睡眠不足になる背景

睡眠に関する悩みは、特定の犬種や年齢層によって特徴的な傾向が見られます。
愛犬の特性に合わせた「眠れない理由」を深掘りしてみましょう。

子犬(パピー)と老犬(シニア)の睡眠トラブル

子犬は好奇心旺盛で、外の世界の刺激に夢中になりすぎると、体は疲れているのに脳が興奮して寝付けないことがあります。

これを放置すると、成長に必要な成長ホルモンの分泌が滞り、発育に影響が出る恐れがあります。

一方、老犬の睡眠時間が短い、あるいは夜中に徘徊するような場合は、認知機能不全症候群(認知症)の可能性が考えられます。

昼夜逆転が起きると、老犬自身の体力が削られるだけでなく、飼い主さんの介護負担も大きくなります。

現在では、DHA&EPAのようなサプリメントや投薬で睡眠リズムを整える治療も一般的になっていますので、無理をせず専門家に頼ることが大切です。

トイプードルやチワワなど神経質な一面を持つ犬種

犬の睡眠の短さについて、関連キーワードでも多く検索されているチワワトイプードルは、非常に賢く感受性が強い反面、神経質な一面を持つ個体が多い犬種です。

これらの犬種は飼い主さんの感情を敏感に察知するため、家庭内が騒がしかったり、飼い主さんがストレスを感じていたりすると、つられて睡眠が浅くなる傾向があります。

チワワのような超小型犬は、わずかな室温の変化でも眠りの質が落ちやすいため、より細やかな環境管理が求められます。

マノ(3.5kg)も、僕が深夜までパソコン作業をしていると、付き合って起きていようとしてしまうので、早めにケージで休ませるように徹底しています^^;

犬の睡眠不足が引き起こす症状と、寿命に与える深刻な影響

「たかが睡眠不足」と侮ってはいけません。
犬にとって睡眠は、免疫機能の維持や脳の健康を守るための生命維持活動そのものです。

慢性的にお休みが足りない状態は、愛犬の寿命を縮める大きなリスクとなります。

睡眠不足で現れる行動上の変化(症状)

犬が睡眠不足に陥ると、脳の疲労から感情のコントロールが難しくなり、以下のような症状が見られるようになります。

  • 普段はおとなしいのに、些細なことで怒る(攻撃性の増加)
  • 名前を呼んでも反応が鈍い、元気がなくなる
  • 無駄吠えが増えたり、何もない場所をじっと見つめたりする
  • 食欲不振、または逆に過食になる
  • 免疫力が低下し、皮膚炎や胃腸炎を繰り返す

特に、睡眠中に脳をリセットできない状態が続くと、ストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌され、心臓や血管に過度な負担をかけ続けることになります。

寿命への影響:睡眠不足が引き起こす健康被害

近年の研究では、良質な睡眠がとれていない犬は、十分な睡眠をとっている犬に比べて、平均寿命が短い傾向にあることが示唆されています。

睡眠不足は免疫システムのバランスを崩し、ガンの発生リスクを高めたり、内臓疾患の悪化を早めたりします。

また、老犬における睡眠の欠如は、脳の老化を加速させ、認知症の進行を早める決定的な要因となります。

「よく寝る子は長生きする」というのは、犬の世界でも紛れもない真実なのです。

愛犬を深い眠りに誘う!睡眠環境を改善するための具体的ステップ

愛犬の睡眠時間が短いと感じたら、今日からできる環境改善に取り組んでみましょう。

ポイントは「犬の本能」に寄り添った安心感を作ってあげることです。

「穴ぐら」を意識した安心できる寝床づくり

犬は本来、四方を囲まれた狭くて暗い場所を好む習性があります。

部屋の真ん中にクッションを置くだけでなく、クレート(ハウス)を用意し、その上に布をかけて暗くしてあげると、ワンちゃんは「ここは敵が来ない安全な場所だ」と認識して深く眠れるようになります。

また、ベッドの素材も重要です。
マノやミリのように関節のケアが重要な犬種には、体圧分散型の高機能マットを選ぶと、寝返りの際の負担が減り、睡眠サイクルが安定しやすくなります。

照明と騒音、温度のトータルコントロール

現在のスマートホーム機能を活用し、夜間は自動で照明を暗く(または消灯)し、外の音を遮断する厚手のカーテンを使用するのが効果的です。

また、犬にとっての適温は、人間が「少し涼しい」と感じる20度〜22度前後、湿度は50%前後が理想とされています。

特にチワワやトイプードルなどの小型犬は、床付近の冷気やエアコンの直撃風に敏感ですので、サーキュレーターを併用して空気を循環させるなどの工夫をしてあげてください。

まとめ:良質な睡眠は愛犬への最高のプレゼント

犬の睡眠時間が短いという問題は、単なる習慣の違いではなく、愛犬の「健康への叫び」かもしれません。

最後に、飼い主さんが意識すべきポイントを整理しましょう。

✅ 愛犬の睡眠を守るためのチェックリスト

  • 睡眠時間を記録する: アプリやカメラを活用し、実質的な睡眠時間を把握する。
  • 寝床の場所を見直す: 静かで暗く、家族の動線から離れた場所に設置する。
  • ストレスサインを見逃さない: イライラや無駄吠えが増えたら睡眠不足を疑う。
  • 病気の可能性を考慮する: 寝付けない様子があれば、痛みが隠れていないか獣医師に確認。
  • 日中の適度な運動: 日中にエネルギーを発散させることで、夜の深い眠りを促す。

我が家のマノとミリも、たっぷり散歩をして満足した日は、夜は僕たちが驚くほどのいびきをかいて爆睡しています^^

その穏やかな寝顔を守れるのは、飼い主である僕たちだけです。

愛犬が毎日ぐっすり眠り、元気に明日を迎えられるよう、まずは今日の睡眠環境から改善してみてくださいね!