トイプードルと一緒に暮らし始めると、
「逆に夜中に何度も起きてくるけれど、睡眠不足ではないかしら?」
・・・と、愛犬の眠りについて疑問や不安を感じることがありますよね。
トイプードルは非常に知能が高く、感受性が豊かな犬種であるため、脳と体を休めるための「睡眠」は健康維持において極めて重要な役割を果たしています。
あ、どうも!
『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。
我が家のカニンヘンダックス姉妹、ブラックタンの「マノ(♀・3.5kg)」とシルバーダップルの「ミリ(♀・3.8kg)」も、一日の大半をのんびり寝て過ごしています。
ダックスもよく寝る犬種ですが、トイプードルの飼い主仲間と話をすると、トイプードルはマノたちよりもさらに「音」や「気配」に敏感で、眠りが浅くなりやすい傾向があるようです。
この時間を確保しつつ、質の高い眠りを提供することが、愛犬の長生きに繋がります。
この記事では、トイプードルの年齢別の睡眠目安や、独特の睡眠サイクル、睡眠不足が寿命に与える影響、そして安眠のための環境づくりについて詳しく解説します。
愛犬の寝顔を守るために、ぜひ参考にしてください!
トイプードルの睡眠時間は何時間くらい必要?年齢別の目安
犬の睡眠時間は、人間と比較すると驚くほど長いものです。
特に成長期の子犬や、体力が衰え始める老犬(シニア犬)は、一日のほとんどを寝て過ごします。
以下の項目では、トイプードルのライフステージに合わせた最適な睡眠時間について紹介していきます。
子犬期(パピー):18時間〜20時間
生後間もない子犬のトイプードルは、一日の約8割から9割を睡眠に費やします。
この時期の睡眠は、単なる休息ではなく「体をつくるための貴重な時間」です。
睡眠中に分泌される成長ホルモンが、骨や筋肉、そしてトイプードル特有の美しい被毛の発育を促します。
「うちの子、遊んでいたと思ったら急に電池が切れたように寝てしまった」という現象はパピー期によく見られますが、これは自然なことです。
ミリがお迎え当時にそうだったように、子犬は五感で得た情報を寝ている間に脳で整理しているため、十分な睡眠時間が知能の発達にも寄与します。
成犬期:12時間〜15時間
1歳を過ぎた成犬のトイプードルは、一日12時間から15時間ほど眠るのが標準的です。
夜間のまとまった睡眠に加えて、日中のうたた寝を繰り返すことで、この合計時間を満たしています。
トイプードルは好奇心が旺盛で活発な犬種ですが、その分脳への刺激も多く、神経を休める時間が必要です。
共働きのご家庭でも、日中に犬が一人で静かに安心して眠れる環境を整えてあげることが、心の安定に直結します。
老犬期(シニア):18時間以上
7歳を超えてシニア期に入ったトイプードルは、代謝の低下とともに睡眠時間が再び長くなっていきます。
一日の大半である18時間以上を寝て過ごすことも珍しくありません。
老犬にとっての睡眠は、体力の回復と内臓の休息を目的としています。
ただし、単に寝ているだけでなく、「呼んでも起きない」「夜中に徘徊する」といった変化が見られる場合は、認知機能不全やどこかに痛みがある可能性も考えられます。
睡眠の長さだけでなく、「眠りの質」の変化に注意を払うことが、シニアプードルとの生活では重要です。
トイプードルの睡眠サイクルと「よく寝る」ことが寿命に与える影響
犬の眠りは、人間とは根本的に異なる仕組みを持っています。
トイプードルが熟睡しているように見えても、実はすぐに起きられる「浅い眠り」の状態であることが多いのです。
8割がレム睡眠?トイプードルの睡眠(浅い)の理由
犬の睡眠の最大の特徴は、睡眠サイクルの約8割が「レム睡眠(浅い眠り)」であるという点です。
人間は深い眠り(ノンレム睡眠)が中心ですが、犬は野生時代の名残で、敵の接近にすぐ気づけるよう脳が目覚めている状態で眠ります。
トイプードルが寝ているときに足がピクピク動いたり、小さく「クンクン」と鳴いたりしているのを見たことがありませんか?
これはレム睡眠中に夢を見ている証拠です。
実際に脳を深く休ませる「ノンレム睡眠」は一回につき20分程度しか続かないため、合計の睡眠時間が長くならないと、脳の疲労が回復しないのです。
「犬がよく寝る=寿命が延びる」と言われる真相
「寝る子は育つ」という言葉はワンちゃんの世界でも共通で、実は「寝る子は(健康で)長生きする」というのも、科学的な裏付けがある話なんです。
これには、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」が深く関わっています。
犬の研究で有名なハンガリーのエトヴェシュ・ロラーンド大学(ELTE)などの知見によると、睡眠不足が続いた犬は体内のコルチゾール値が上昇し、それが免疫機能の低下を招くことが示唆されています。
免疫が下がれば病気のリスクが高まるのは、人間もワンちゃんも同じですよね。
さらに、深い眠り(ノンレム睡眠)の間には、壊れた細胞を修復する成長ホルモンが分泌されます。
トイプードルのような活発な犬種が、日中の遊びやトレーニングで使った脳と体のダメージをリセットできるのは、この深い眠りの時間だけ。
マノやミリも、たっぷり寝た翌朝は毛並みにツヤがあって目元もキラキラしていますが、これは睡眠中にしっかりと細胞が修復されている証拠なのだと感じます。
質の高い睡眠を十分に確保することは、愛犬の老化を遅らせ、健やかな一生を守るための「最強のアンチエイジング」と言えるでしょう。
| 睡眠の種類 | 割合 | 役割 |
|---|---|---|
| レム睡眠(浅い) | 約80% | 記憶の整理、脳の学習、体の休息 |
| ノンレム睡眠(深い) | 約20% | 脳の休息、ホルモン分泌、免疫力向上 |
トイプードルが睡眠不足に陥る原因
トイプードルは非常に賢く、周囲の状況を敏感に察知する能力に長けています。
しかし、その繊細さゆえに、ちょっとした環境の変化やストレスが原因で「眠りたくても眠れない」状況に陥りやすい犬種でもあります。
生活環境の乱れと外部からの刺激
トイプードルが眠れない最大の原因の一つは、生活環境の中にあります。
トイプードルは聴覚が非常に発達しており、人間には気にならないような冷蔵庫の稼働音や、外を通る車の音、さらには家族がスマホを操作する微かな音にも反応して目を覚ましてしまいます。
また、現在の異常ともいえる夏場の夜の寝苦しさや、冬場の極端な乾燥も、被毛がシングルコートであるトイプードルにとっては大きなストレスです。
室温が適切でないだけで、何度も寝返りを打つことになり、深い眠り(ノンレム睡眠)が妨げられてしまいます。
我が家のマノやミリも、リビングのテレビの音が少し大きいだけで、薄目を開けて警戒モードになってしまうので、寝室の静寂管理には本当に気を使っています。
心理的な不安や「分離不安」によるストレス
トイプードルは非常に愛情深く、飼い主さんとの絆を強く求める犬種です。
そのため、一人の時間が長かったり、飼い主さんの姿が見えなったりすると問題行動を起こす「分離不安」の傾向がある子は、お留守番中や夜間の別室での就寝中に一睡もできないことがあります。
また、日中の散歩や遊びが不足してエネルギーが有り余っている場合も、脳が興奮状態でリラックスできず、結果として睡眠時間が大幅に削られてしまいます。
身体的な痛みや加齢に伴う認知機能の変化
シニア期に入ったトイプードルの場合、身体的な不調が睡眠を妨げているケースが多々あります。
特に関節の痛み(パテラなど)や心臓疾患による呼吸のしづらさは、犬がリラックスして横になることを困難にします。
また、「犬の認知機能不全(認知症)」が始まると、昼夜逆転が起きやすくなります。
夜中に意味もなく歩き回ったり、鳴き続けたりするのは、脳のバランスが崩れて睡眠リズムが崩壊しているサインかもしれません。
寝相が急に悪くなったり、ハァハァと荒い息(パンティング)を繰り返したりしているなら、まずはどこかに痛みが隠れていないか疑ってみる必要があります。
トイプードルが睡眠不足になると陥りやすい症状
睡眠時間が短くなると、トイプードルの心身には目に見える形で異変が現れます。
それは単なる「疲れ」ではなく、放置すると寿命を縮める深刻な健康被害へと繋がる可能性があります。
攻撃性の増加や無駄吠えなどの行動トラブル
睡眠不足が続くと、トイプードルの感情を司る脳の機能が正常に働かなくなります。
人間も寝不足のときはイライラしがちですが、それはワンちゃんも同じです。
普段はおとなしい子が、些細な物音に対して激しく吠え立てたり、体を触ろうとしただけで唸ったりするようになるのは、脳の疲労からくる「自己防衛反応」の現れです。
以前、ミリがドッグイベントの翌日に睡眠不足になった際、普段は絶対にしないようなスリッパへの八つ当たりを見せたことがありました^^;
こうした「性格の変化」は、しつけの問題ではなく、まずは「睡眠不足」を解消してあげることで劇的に改善することがあります。
学習能力の低下と集中力の欠如
トイプードルの最大の魅力である「賢さ」も、十分な睡眠があってこそ発揮されます。
犬は眠っている間にその日の記憶を整理し、定着させます。
睡眠が浅いと、この記憶の処理プロセスが中断されるため、トレーニングの効果が全く上がらなくなります。
ドッグトレーニングの現場でも、「まずはしっかり寝かせること」が、しつけを成功させるための大前提として教えられているほど、睡眠と知能は密接に関係しているのです。
免疫力の低下に伴う皮膚や胃腸の不調
慢性的な睡眠不足は、体内でのストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を過剰にします。
この状態が続くと免疫システムが正常に機能しなくなり、体全体の「抵抗力」が落ちてしまいます。
トイプードルに多い皮膚の痒みや赤み、あるいは原因不明の下痢や嘔吐を繰り返す場合、実はその根本に睡眠不足が隠れていることが少なくありません。
睡眠中に分泌されるはずの成長ホルモンや細胞修復成分が不足することで、皮膚のバリア機能が壊れたり、消化管の粘膜が荒れたりしてしまうのです。
「薬を飲んでもなかなか治らない」というトラブルを抱えているなら、一度愛犬が一日何時間「深く」眠れているか、静かな場所で記録をつけてみることをおすすめします。
トイプードルを安眠させるための環境づくり
トイプードルが深い眠り(ノンレム睡眠)に入れるかどうかは、飼い主さんが用意する「寝床の環境」に100%かかっていると言っても過言ではありません。
トイプードルの高い知能と繊細な習性を理解した上で、最新のアイテムも取り入れた最高の「聖域」を作ってあげましょう。
習性を活かした「安心できるパーソナルスペース」の確保
トイプードルが最もリラックスできるのは、「暗くて、狭くて、静かな場所」です。
リビングの中央など、家族が頻繁に行き来する動線上にベッドを置くと、トイプードルは常に周囲の気配を警戒してしまい、眠りが浅いレム睡眠から抜け出せなくなります。
ケージやクレートは、部屋の隅など壁に二面以上が接している落ち着ける場所に配置するのが理想的です。
我が家のマノも、ケージに目隠し用の布をかけるようになってから、朝まで一度も起きずにぐっすり眠るようになりました。
トイプードルにとって「ここは誰にも邪魔されない自分の穴ぐらだ」と確信させることが、深い眠りへの第一歩です。
温度・湿度・静音の適切な管理
トイプードルの眠りの質を高めるためには、スマート家電の力も積極的に活用しましょう。
現在は、外出先から愛犬の寝床付近の温度をピンポイントで監視し、AIが自動で微調整を行うスマートホーム機能が普及しています。
特にシングルコートのトイプードルは冬の冷え込みに弱く、寒さで目が覚めてしまうことも多いため、自動調温機能のあるペット用マットなども効果的です。
また、トイプードルは聴覚も非常に発達しているため、外部の騒音をカットする遮音パネルを設置したり、リラックス効果のある専用のホワイトノイズを流したりして、外部刺激を最小限に抑える工夫も一般的なドッグケアとなってきています。
関節や腰への負担を減らす「高品質な寝具」を選ぶ
トイプードルは膝蓋骨脱臼(パテラ)などの関節トラブルを抱えやすい犬種でもあります。
そのため、寝具選びは「単に柔らかいもの」を選べば良いというわけではありません。
特にお腹を天に向ける「へそ天」スタイルで寝るのが好きなトイプードルには、体圧を均等に分散させる高機能な高反発マットが推奨されます。
体が沈み込みすぎない素材を選ぶことで、寝返りを打つ際の関節への負担を減らし、中途覚醒(途中で目が覚めてしまうこと)を防ぐことができます。
シニア期に入ったワンちゃんであれば、さらに立ち上がりをサポートする適度な硬さも重要です。
我が家のミリもそうですが、自分の体に完璧にフィットするベッドを見つけると、パパが帰宅したことにすら気づかないほど爆睡してくれるようになりますよ^^
まとめ:トイプードルの健康は「質の高い睡眠」から
トイプードルの睡眠時間を正しく把握し、環境を整えてあげることは、飼い主さんが愛犬にできる最高の愛情表現の一つです。
最後に、今回の重要ポイントを振り返りましょう。
✅ トイプードルの睡眠チェックリスト
- 成犬の理想は12時間〜15時間、子犬・老犬は18時間以上を目指す。
- 犬の眠りの8割はレム睡眠。合計時間を長く確保することが脳の休息に繋がる。
- 睡眠不足は寿命を縮め、攻撃的な性格や免疫低下を招くリスクがある。
- 寝床は部屋の隅、暗くて静かな場所に。20度〜23度の温度管理を徹底する。
- 睡眠時間の急な増減や、寝ているときの荒い呼吸には病気のサインを疑う。
トイプードルは家族のリーダーである飼い主さんのライフスタイルに合わせようと努力する、健気な犬種です。
だからこそ、飼い主さんが意識的に「休む時間」を作ってあげることが大切です。
愛犬が安心して夢の世界へ行ける環境を、ぜひ今日から作ってあげてくださいね。
マノとミリも、今日もたっぷりお昼寝をして、パパとの遊びの時間を心待ちにしています。
皆さんのトイプードルも、ぐっすり眠って明日も元気いっぱいに過ごせますように!

