上記画像の、我が家の愛犬『マノ(♀)』は、やたらと「うれしょん」をする子です^^;
0歳7か月となった今でも、嬉しい事があると所かまわずうれしょんしまくります。
場合によっては、まず僕のところでうれしょんし、次に妻のところでうれしょんし、次に子供たちのところへ行ってうれしょんし・・・というくらいに。
マノの得意技、「刻みうれしょん」です。。。
あ、どうも!
『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。
・・・と、あまりにうれしょんの頻度が多いので、先日動物病院に行ってきた時に、獣医師さんにいろいろと聞いてきました!
自分なりに調べた情報も加えつつまとめてみましたので、うれしょんについて悩んでいる方、是非参考にしていただければと。
犬がうれしょんをする理由
『うれしょん』とは、主に「犬にとって嬉しい事があった時に出てしまうオシッコ」のこと。
嬉しい事があると犬がオシッコを漏らしてしまう理由は以下の通り。
■感情のコントロールができずに興奮しすぎてしまう
■尿道の括約筋が弱く、つい漏れてしまう
■相手への服従を示すため
興奮しすぎる
これが最も多いですね。
犬というのは、興奮度合が頂点に達することでオシッコを漏らしてしまうことがあります。
人間も、恐怖が頂点に達すると失禁してしまうことがありますよね?
それの嬉しいバージョンです。
感情が昂りすぎることでおしっこを漏らしてしまう、という点ではどちらも共通しています。
尿道の括約筋が弱い
これは、主に子犬の場合です。
子犬は、まだ体が成長過程にあります。
各器官が成長しきっていないのです。
もちろん、おしっこをせき止めるための括約筋も未発達。
よって、感情の起伏などが原因でチョロっと漏れてしまうことが多々あるわけです。
相手への服従
相手の目の前でおしっこをすることで、
ほら、自分は敵意なんてありませんよ!
とアピールして、服従の意を示すこともあるようです。
極度に臆病だったり甘えん坊だったりする子に見られる状態ですね。
これは、ガタイ負けする小型犬に多く見られる現象。
体が小さい分、自分より大きな犬への服従を強いられることが多いからでしょう。
我が家のマノも、しっかりと小型犬ですし^^;
うれしょんはいつまで続く?
厳密に、「いついつまでにうれしょんは治りやすい」という基準はありません。
個体差によって異なる、としか言えないでしょう。
ただ、成犬になる頃には段々と減ってくる、というのが一つの基準となります。
■小型犬 : 生後約10か月
■中型犬 : 生後約12ヵ月
■大型犬 : 生後約18か月
特にうれしょんをしやすいと言われている小型犬の場合、少し幅を見て『1歳』くらいまでを目安にするとよいのかなと。
1歳になってもうれしょんの頻度や量が全く変わらない場合は、しつけていくべきかなと。
我が家でもそうするつもりです。
うれしょんはしつけて治すべき?
人間にとっては、犬のうれしょんは困った行為。
ですが・・・だからと言ってしつけて治すべきなのでしょうか?
答えは・・・
子犬の頃のうれしょんは、あまり気にしないでください。 成犬になるにつれて、自然と治っていくことが多いので。
とのことでした。
子犬にとって、うれしょんというのは実に自然な行為。
まだオシッコをせき止めるための括約筋が未発達で、感情のコントロールも上手くない。
そんな子犬が嬉しくてオシッコを漏らしてしまっても、それは仕方のない事ですよね?
そもそも、飼い主への愛情表現ですし。
ですので基本的には、獣医師さんのおっしゃる通り、子犬のうちは無理やりしつける必要はないと思います。
もちろん、うれしょんをした時に叱るなんてもってのほか。
とはいえ、うれしょんを助長しないように最低限気を付けるべきところは気を付けるべきですが。
詳しくは後述します。
最低限気を付けるべきこと
子犬の頃のうれしょんは、しつけて治す必要は特にない。
そう書きましたが・・・
とはいえ、最低限気を付けるべきこともあります。
それは、
過剰に興奮させない
これです。
代表的なのが、犬に留守番をさせていた後の帰宅直後。
全力で可愛がりたいタイミングですよね?
しかしここで、飼い主が笑顔で高い声を出しながら構ってしまうと、どうしても犬は興奮してしまいます。
そして、うれしょんをする犬はここぞとばかりにするでしょう。
これが習慣化してしまうとまずいので、犬が興奮しやすいポイントではあえて冷静に接するといった対応が必要になってきます。
帰宅後ならば、あえてしばらく犬を無視する、といったように。
飼い主の帰宅直後は、犬のテンションはMAXに近いですから。
そんな興奮状態から落ち着かせるためにしばらく無視を続け、落ち着いてきた頃に「良い子だね」といった言葉で褒めつつ構ってあげてください。
とにかく、過剰に興奮させないようにする。
うれしょん対策は、この一点に尽きます。
これだけ意識しておけば、あとは特に何かをする必要はないでしょう。
うれしょんをした時の対応
うれしょんしないよう、なるべく興奮させないように努めていた。
しかし、うれしょんしてしまった。
そんな時はどうすればよいのか?
その場合は、
うわ!うれしょんした!!
ちょっとーー!!ティッシュティッシュ!!
こういった大騒ぎは避けてください。
犬は、人間の言葉を理解できません。
声のトーンやニュアンスでしか受け取れないのです。
ですので、甲高い声で大騒ぎしてしまうと、犬は「飼い主さんが喜んでくれている」と勘違いしてしまいます。
結果、「うれしょんする=飼い主が喜ぶ」という間違ったインプットが発生してしまうのです。
もしうれしょんしてしまったら、構いもせず叱りもせず、ひたすら無表情で淡々とおしっこの処理をしてください。
来客時にうれしょんをする場合
「うれしょんは自然に治っていくのであまり気にしなくていい」
そう書きましたが、来客時にお客さん相手にも構わずうれしょんをするようならば対策が必要です。
まず、相手に迷惑がかかってしまいますよね。
相手の衣服にオシッコがついてしまうようなことは避けたいものです。
そして、お客さんが犬好きで、うれしょんされたことを喜んでしまった場合、
こういう時におしっこすると褒められるんだ♪
と勘違いしてしまい、うれしょんを助長することにもなってしまいます。
こういったことから、来客時のうれしょんは良い事なし。
極力避けるべきです。
ですので、人見知りせず誰彼構わずなつく犬の場合は、来客時にはケージやクレートに入れておきましょう。
そして、落ち着きを取り戻した頃に出してあげてください。
うれしょんが直るまではオムツで対応
可愛い可愛いパピーの期間。
この期間に全力で可愛がるなという方が無理です。。。
なので、うれしょんする犬でも、基本的には気にせずに可愛がってあげてください。
興奮癖を付けさせないため、長く留守番をさせてしまっていた時の帰宅時など強めに興奮しやすい時に注意するだけで充分だと思います。
普段うれしょんを気にせずに可愛がるためには、『オムツ』を履かせておくと便利です。
我が家の場合もそうしています^^
「絶対うれしょんするだろうなぁ」という可愛がり方をする時はオムツをつけ、そこから、興奮させすぎないことは意識しつつも全力で可愛がります^^
「うれしょんされると困るなぁ・・・」とビクビクすることなく、無心で可愛がれるようになる魔法のアイテム、それがオムツです!
外出時だけでなく、室内でも遠慮なく使っていった方がいいかなと。
短いパピーの期間だけですし。
ただ、オムツの付けっぱなしには要注意。
冬場ならばまだしも、夏は蒸れてしまう可能性がありますので。
そうなると、皮膚炎などの原因になってしまいます。
オムツが不要な時は、こまめに外してあげた方がよいでしょう。
病気の可能性もある
パピーのうれしょんはそこまで気にする必要はありませんが、それが「ただのうれしょんかどうか」というのは大事です。
一通りうれしょんが終わった後も、ポタポタとおしっこが垂れているようならば要注意。
泌尿器の病気の可能性があるため、一度獣医師に診せるべきです。
今回相談した獣医師さんからも、
ただのうれしょんではなく、尿漏れのような症状があるようならば連れてきてください。
と言われました。
特にメスの場合は、オスに比べて泌尿器の病気になりやすいので、うれしょんの範囲を超えているなと感じたら一応獣医師に診せるべきです。
最後に
都度都度掃除をする必要があるため、問題行動として捉えられがちな「うれしょん」。
しかし、それは人間側の都合。
犬としては、そこで排泄することが特におかしいことではないのです。
ましてや、感情の高ぶり&泌尿器の未発達からくるものであるなら尚更。
子犬の頃のうれしょんは、できるだけ大目にみてあげてください。