【愛犬の口が生臭い・魚臭い】獣医師・ドッグトレーナーが勧める口臭対策法

歯磨き 犬の歯磨き

愛犬の口臭に悩んでいる方は意外と多いですよね。

僕も最近、ご近所のペッ友(ペット友達)からそういった相談を受けました。

ウチの子、最近口臭がキツくなってきたんだよね・・・ 何とかなんないのかなぁ・・・?

といった感じで。

あ、どうも!
『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。

ちなみに我が家の愛犬マノ(♀)は、今のところ口臭はほとんどありません。
こまめに歯を磨くようにしているのが効いているのかなと。

こちらがマノです!

犬から好かれる

小5の息子の顔をペロペロしまくっています^^;

ということで、

■口臭の種類

■なぜ我が家の愛犬マノには口臭がないのか?

■獣医師さんやドッグトレーナーさんたちから聞いた、犬に口臭が出てしまった場合の対策法

などを中心に書いてみたいと思います!

口臭の種類

犬の口臭

犬の口臭には、いくつか種類があります。
その臭さによって、何が原因なのかを特定できる場合もあります。

魚臭い・生臭い

犬の口内というのは、基本的に唾液で潤っています。

しかし、

■口を開けっぱなし
■水をあまり飲まない
■鼻炎や鼻づまり

といった原因により口の中が乾燥し、唾液が十分に分泌されなかったり濃縮されすぎたりして、生臭くなったり魚臭くなったりしてしまうことがあります。

特に、夏場など暑い時に発生しやすいです。
口を開けて「ハッハッハッ」とやりやすい時期ですから。
犬独特の『パンティング』という呼吸法ですね。

あとは、「フード」「歯磨き不足」の問題もあります。
いろいろな成分が入っている味の濃いフードの場合、歯磨きを怠ると口臭を誘引してしまうのです。

また、フードの種類に関わらず、歯磨きをまったくしないという状態ですと、愛犬の口のにおいが生臭さや魚臭さを帯びてしまう可能性は非常に高いです。

うんちの臭い

これは、単純に食ふんしている可能性が高いです。

犬は、わりとポップにうんちをパクっといきますから・・・
好奇心旺盛な犬であればあるほど。

なのでこれに関しては、食ふんをやめさせるための対策法を徹底していく、という方法しかないでしょう。

ちなみに、我が家の場合の食ふん対策は、以下の記事にまとめてあります。
おかげで食ふんすることがほとんどなくなりました。

【犬の食ふん対策】うんちを食べるのをヤメさせたい!食ふんをやめさせるためのしつけ法
犬の食ふんを防ぐための正しい対策法について。

なお我が家の場合、うんちを食べてしまった時は、口内環境を整えるガムを噛ませるようにしています。

うちが使っているのはこれです。

LION【PET KISS】

LIONの「PETKISS」という歯磨きガム。
安いですし、お勧めです。

最初は違うガムを噛ませていたのですが、【今まで25頭のダックスを飼ってきた】という超ベテランのご近所さんから、

そのガムは発がん性の問題があるんだよね。 周りでも、犬に詳しい人たちはみんな食べさせてないねぇ・・・

という助言をいただき調べて見ると・・・まさにその通りでした><

これには驚きましたね。。。
テレビCMでも見るような有名メーカーのガムだったので、つい安心してあげてしまっていました。

そんなことがあったため、慌てて色々調べた結果辿り着いたのが、今のLIONの「PETKISS」

僕ではなく、コスパにうるさい妻が買ってきたものなので、費用対効果も満足です。

何せ妻は、スーパーで定価で売っている弁当を「非売品」と呼ぶほどのツワモノ・・・
値引きシールは必須みたいです。。。

頼もしい!!

アンモニア臭

犬の口からアンモニア臭がした時は注意が必要です。
肝臓や腎臓といった内臓の機能が弱っている可能性がありますので。

人間同様、犬も肝臓や腎臓で老廃物の排出を行ないます。
しかし、内臓の機能が十分でない場合、老廃物の排出がうまくできずに口からアンモニアの臭いがすることがあります。

こういった症状が長く続く場合は、一度獣医師に診せるべきでしょう。

愛犬の口が臭くならないための方法

犬

愛犬の口のにおい対策は、お迎えしてからなるべく早く始めた方がいいです。

口臭予防はパピーの頃から

まず、この記事を書いている時点(2020年5月)でのマノはまだ0歳9か月です。

なのでこの時点では、よほどケアを怠っていない限りそうそう口臭が出る年齢ではありません。
そもそも、歯が生え変わる時期ですし。
この頃のマノに口臭がなかった要因はそれが一番大きいのでしょう。

そして、記事執筆から1年半以上経った2022年2月現在のマノも、ほとんど口臭がありません。
年齢は2歳7か月です。

■2歳7か月のマノ
犬の口臭予防

しかし、知り合いの獣医師さんの話によると、まだ1~2歳なのに口臭が出てきた、という相談を多く受けるということでした。

なんの対策もしていないと、ほとんどのワンちゃんに口臭が出るとのこと。

我が家の場合、マノがまだ乳歯の頃から歯磨きをしていたのが功を奏しました。
乳歯はいずれ抜けるので、磨いてもあまり意味はないのですが、「歯磨きに慣れる」という意味では非常に役立ちます。

おかげで、永久歯に生え変わってからも歯磨きを嫌がらず、おとなしく磨かれています。

歯磨きに慣れるためにも、パピーの頃から歯ブラシに慣れさせておくのがよいと思います。

歯磨きの徹底

当たり前ですが、犬も人間同様、歯を磨かなければ口臭は発生しやすくなります。

昔は「犬に歯磨きなんて・・・」という時代でしたが、今では、定期的な歯磨きは絶対にやるべきという風潮。
これは、獣医師さんに聞いても同じ答えが返ってきます。

歯磨きの頻度についてはケースバイケース。
普段のエサがウェットフードならば歯に歯垢がつきやすいので、毎日歯磨きをする必要がありますし、歯につきにくいドライフードならば3日に1回くらいのペースでもよいでしょう。

とにかく、「全く歯磨きをしない」というのは絶対に避けるべきです。

犬の歯磨きは面倒かもしれませんが、できるだけ行なってあげた方がよいです。
歯磨きは口臭予防の最有力手段ですので!

ちなみに、パピーの頃から磨いていた我が家のマノは、歯磨きが大好きすぎて、時折自分で歯ブラシを持ってシャカシャカと磨き出すこともあります。
その様子がこちらです。

マノとしてはオモチャ感覚でかじっているんでしょうが、意外と立派に歯磨きになっていました^^

フードの種類

フードの種類によっても、口臭が出やすいかどうかが変わってきます。

一番重要なのは、「ウェットフードかドライフードか」という部分。

ウェットフードは歯垢がつきやすいので、口臭が発生しやすくなります。
対するドライフードは、カリカリで歯にはくっつきにくいので歯垢がつきにくいです。

ワンちゃんの喰いつきがいいのはウェットフードなので、ついついあげたくなってしまうのですが、愛犬のことを考えると、ドライフードに徹するのがベストでしょう。

ウェットフードをあげる場合は、何か特別な時にだけにするか、毎日のようにあげるならば毎日のように歯磨きも欠かさないようにすべきでしょう。

【最終手段】それでも犬の口臭が出てしまったら?

犬の口臭

■パピーの頃から歯磨きに慣れさせる
■フードはドライフードに限定
■2~3日に一度は歯磨き

これらを徹底するのが犬の口臭予防には最適な対策法なのですが、なかなか難しいことでもあります。

■パピーの頃からの歯磨き
⇒ やっていなかったので手遅れ

■フードはドライフードに限定
⇒ ウェットフードに慣れてしまい、愛犬がドライフードを食べない

■2~3日に一度は歯磨き
⇒ 歯磨きを嫌がるので無理/時間的に厳しい

・・・と、このように。

特に、歯磨きが苦手というワンちゃんは非常に多いため、2~3日に一度という高頻度で歯磨きをすることが困難な場合は多々あると思われます。
どんなに歯磨きに慣れさせようと頑張っても、人間同様に犬にも個体差があるため、どうしても歯磨きが苦手という場合もあります。

そういった場合は、補助的な対策法として歯磨きジェルを使うのがおすすめです。
特に、犬の口が生臭い・魚臭いといった時には有効です。

歯磨きジェルとして評判が高いのは、獣医師との共同開発で生み出されたデンタルケア商品である、「『Dr.WANDEL(ドクターワンデル)』」です。
多数の動物を飼い、動物好きで知られるタレントの「森泉」さんがイメージモデルを務めている商品です。

有名なタレントが勧めていれば良い商品、というわけではありませんが、現在でも一線で売れていて、さらに動物好きを前面に出しているタレントさんが勧める商品である時点で、おかしな商品である可能性は低いです。

もし変な商品を勧めてしまった場合、そのタレントさんが今まで築いてきたブランド力やイメージが損なわれることになるので、自信を持って勧められる商品以外のイメージキャラクターになることは考えづらいのです。

そして実際、僕の周りでも「ドクターワンデル」を使用している人がいて、

うちのトイプードル、異常に歯磨きを嫌がるからドクターワンデルっていうのを試したんだけど、二週間くらいで口臭が半減した気がしますよ

と言っていました。

このトイプーちゃんがたまたまドクターワンデルとの相性が良かっただけの可能性もありますが、日々の歯磨きが難しいワンちゃんの口臭で悩んでいる場合は、試してみる価値はあるのかなと思います。

ただし、こういったジェルタイプのデンタルケア商品は、あくまで「歯磨きができないワンちゃん」のためのものであり、歯磨きができるのならば毎日磨いてあげるのがベストです。
歯磨きこそが、最強の口内環境改善の対策法ですので。

「愛犬はどうしても歯磨きが苦手」・「飼い主の方で毎日のように歯を磨く時間がない」といった、何らかの事情で歯磨きが難しい場合には、ドクターワンゲルのような商品を利用して、愛犬の口内環境をできる限り整えてあげるのがよいのではないかと思います。

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