【犬の甘噛みの直し方】なかなか甘噛みが直らない犬をしつける方法

犬の甘噛み 犬のしつけ

ウチの子、甘噛みはするけど別に痛くないし、気にしなくていいよね!

こうお考えの方も多いと思われます。

この考えは、果たして正しいのでしょうか?

 

あ、どうも!
『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。

 

ということで、

■甘噛みは直すべき?

■犬が甘噛みする理由とは?

■甘噛みをやめさせるための効果的なしつけ方法って?

といった疑問を解決していこうと思います。

甘噛みは直す必要がある?

我が家のカニンヘンダックス『マノ(♀)』も、飼い始めてすぐに甘噛みが始まりました。
生後3ヵ月も経ってない頃ですね。

 

カニンヘンダックス

 

この小ささですし、そもそもじゃれつきながらの甘噛みなので当然痛くは無いのですが、

甘噛みを放置してはダメですよ!そのうち『本気噛み』に移行してしまうかもしれないので。

と、しつけ教室の動物看護士さんや獣医師さんからよく言われていたので、早めに甘噛みのしつけを始めました。

 

おかげ様で、数か月ほどでほぼほぼ直ってくれました!
まだ、興奮した時などは勢いで甘噛みしてくることがありますが^^;

 

ということで甘噛みは、たとえ子犬(パピー)の頃であろうとも、

「別に痛くないし」
「犬としては遊びの一環だろうし」

「飼い主への愛情表現だろうし」

と軽く考えず、本気噛みをする子にしないためにも、早めにしつけを始めるべきです。

犬が甘噛みする理由

では、犬はなぜ甘噛みをするのでしょうか?
いくつか理由がありますので、列挙していきますね。

歯が痒い

歯が生え変わる子犬の頃は、歯がムズムズしたり痒かったりします。
その痒みを紛らわせるために、色々なものを噛もうとするのです。

その「色々なもの」の中に、飼い主の体も入ります。

愛情表現

ペロペロと舐める行為同様、愛情表現として甘噛みをすることもあります。

飼い主さん、好き好き~♪

という噛みですから、当然痛くはないですし、かわいくてたまりませんよね!

でも、愛情表現であろうと甘噛みはやめさせないといけないわけですが・・・><

遊びの一環

犬は、ほとんどのことを口を使って行います。
当然、遊ぶ時も同じ。

噛むのって、なんだか楽しいなぁ~♪

こんな感じで、噛むという遊びを楽しんでいます。

家具やらソファーやらを甘噛みして遊ぶのと同様、飼い主の手や足も甘噛み遊びの標的になってしまうわけですね^^;

やめて欲しい時

犬が嫌がることをした時に、甘噛みによって「それやめて」と伝えてくることがあります。

この甘噛みは、そのうち本気噛みへと移行しやすいので特に要注意ですね。
何かをやめて欲しい時に「噛めばいいんだ」と思い込んでしまうのはよくありません。

注意を引きたい

飼い始めた直後は僕もついやってしまっていたのですが、甘噛みをされた時、

痛いよ~♪やめてよマノ~♪

なんてニヤつきながら楽しそうに言ってしまっていました。

これにより犬は、

甘噛みすると、飼い主さんが相手をしてくれるんだ!

と思うようになり、注意を引きたい時に甘噛みするようになってしまいます。

甘噛みのしつけはいつから始めるべき?

甘噛みのしつけを開始するのは、

早ければ早いほど良い

が正解となります。

小さければ小さいほど吸収力も早いので効果的。
よって、犬を飼い始めたらすぐにでも甘噛みのしつけを行なうことをお勧めします。

なお、具体的なしつけ方法については後述します。

子犬(パピー)の甘噛みは自然なこと

まず大前提として、子犬の頃の甘噛みはどの子も大抵やります。
本能的なものですね。

好奇心旺盛な頃ですし、犬は口で色々なものを噛んで学習していきます。

こうした犬としての自然な行為を、頭ごなしに押さえつけたり、怒ったりするのはよくありません。

強引にやめさせるのではなく、犬の「噛みたい」という欲求を適度に解消してあげつつ、

どんな噛み方であろうと、人を噛んではいけない

ということを教えていくのが正しいしつけ方法となります。

犬の甘噛みの直し方・しつけ法

それでは、犬の甘噛みを直していくためのしつけ法について。

なお、子犬の場合も成犬の場合も、甘噛みの直し方に違いはありません。
どちらも、下記の方法でしつけることができます。

STEP.1 : 「痛い」と言って手を引っ込める

甘噛みを始めたら、すぐに「痛い」と言って手を引っ込めてください。

実際に痛いか痛くないかは関係なく、犬の歯が皮膚に当たった時点で「甘噛み」と見なします。

 

この時、大事なのは3点。

まず1点目は、「痛い」という言葉は、必ず「犬の歯が当たった瞬間」に言うようにしてください。
どの行動に対して「痛い」と言っているのかを、より明確に伝えるためです。

2点目は、「痛い」という言葉は、淡々と、できるだけ低い声で言ってください。
犬は、低い声で何かを言われると「叱られている」と受け取りやすいです。

3点目は、手を引っ込める時に慌てて引っ込めないでください。
素早く引っ込めてしまうと、余計に興奮したり、「遊んでくれている」と勘違いしてしまう場合もありますので。
引っ込める時は、慌てずゆっくり、犬から見えない位置まで手を持っていきます。

STEP.2 : 噛んでもいいおもちゃを与える

犬の「噛みたい」という欲求は解消させてあげた方がいいので、手を引っ込めた後にはすぐに『噛んでもいいおもちゃ』を与えてください。

なるべく噛みごたえがあるように、やや硬めのおもちゃの方が良いでしょう。

 

ちなみに我が家では・・・

 

↓甘噛みを直している頃の画像↓おもちゃ

 

画像左下にあるような「デンタルボーン」を与えるようにしていました。
周りの骨型の部分は硬く、中央のピンク部分は適度に弾力があります。

これを、ガリガリと噛んでいましたね^^;

STEP.3 : ケージやクレートに戻して無視する

STEP1&2を数回繰り返してもまだ人に対して甘噛みをする場合は、甘噛みした瞬間に「痛い」と伝えた後、遊んだり撫でたりするのをやめて一旦ケージやクレートに犬を戻します。

この時、「痛い」以外の声掛けはせず、無表情で淡々と戻すようにしてください。

そしてケージやクレートに入れた後は、一定時間無視を続けます。

こうすることで、

「人間を噛むと、楽しい事が終わってしまう」

と理解させるのです。

 

そして一旦無視している間は、どんなに犬が吠えようが、悲しそうな声を出そうが、一定時間は鉄の意志で無視し続けます。

子犬から「くぅ~ん、くぅ~ん」と悲しそうな声で呼ばれると、つい行きたくなってしまいますが、ここで我慢できるかどうかがしつけ成功のカギを握ります。

 

こうして一定の間無視を続け、犬が鳴くのをやめて落ち着いたようならば、再びケージやクレートから出して可愛がってあげてください。

STEP.4 : 1~3をひたすら繰り返す

犬の甘噛みは、簡単に直らないことも多いです。

ケージから出して一緒に遊べば、また甘噛みが始まるでしょう。

ですので、ここからはひたすらループです。
STEP1~3を愚直に繰り返してください。

これを繰り返すことで、段々と犬の方が、

あれ・・・? もしかして・・・軽くでも、人を噛んだらダメなのかなぁ・・・?

と理解しはじめ、徐々に甘噛みが直っていきます。

甘噛みのしつけとしてやってはいけない行為

オーバーアクションやふざけたような声

犬が甘噛みをしている時に、高い声やふざけたような声で、

「痛いよ~」
「やめて~」

と言うのは避けてください。

ええ、僕が当初やってしまっていたことですね・・・

特に子犬の甘噛みはかわいいので、ついこんな感じで対応してしまいそうになりますが、グっと堪えてください。

 

あとは、派手に痛がったフリをしたり、オーバーアクションを取ったりするのもダメです。

犬が「飼い主さんが喜んでくれている」と勘違いする原因となってしまいますので。

おやつで気をそらそうとする

甘噛みをやめさせるためにおやつを与える、ということはしないでください。

甘噛みするとおやつをもらえると勘違いしてしまいますので。

体罰

大声で怒鳴りつけたり、ましてや叩いたり蹴ったりマズルを強引に掴んだりといった体罰は絶対にダメです。

そんなことをしても、ただ犬に恐怖感を与えるだけ。
メンタルを病んでしまう可能性もありますし、飼い主との良好な信頼関係も築けなくなってしまいます。

どんなしつけにおいても、体罰は百害あって一利なし。
何があっても体罰を用いたしつけは避けてください。

最後に

甘噛みのしつけは1回や2回やったところで直りません。
10回、20回でも多分無理でしょう。

100回、200回、なんならそれ以上、根気よく続けることで徐々に効果が現れます。

ワンちゃんによって違うので、もちろんすぐに甘噛みが直る子もいますが、数か月、何なら1年単位でのしつけが必要な場合もあります。

諦めず、しぶとくしつけを続けてみてください。
愛犬との楽しい未来のためにも。

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