ボールや人形などの犬のおもちゃを投げて取りに行かせ、飼い主のところまで持ってこさせる。
この遊び、よくやりますよね？
そして、持ってきてくれたまではいいものの・・・
そこからなかなかおもちゃを離してくれないワンちゃん・・・
こんな悩みをお持ちの方、いらっしゃると思います。
・・・はい、ちょっと前までの僕です。。。
あ、どうも！
『マノミリパパ（@rokurou_mano）』です。
まんまと、間違った教え方をしてしまっていたんですよね。
我が家の愛犬マノ（♀）も、最初は全然おもちゃを離してくれませんでした。。。
やってはいけない教え方
僕がやってしまっていたのは、
①おもちゃを咥えて離さない状態のマノに「ちょうだい」を言い続ける
②無理やりおもちゃを取り上げようとしつつ、おもちゃを離したら褒める
という方法。
でも、これ・・・
ダメダメなやり方なんです・・・
そりゃそうですよね。
無理やり取り上げられた犬は、自分から離したという意識もないですし、何を褒められているんだからよくわからないでしょう。
離さないからといって無理に取り上げる。
この方法では、余計におもちゃを離さなくなるだけです。
身を持って体験しました・・・＞＜
「ちょうだい」「アウト」の正しいしつけ方法
獣医師・動物看護士に相談
それから僕は、正しいしつけ方をマスターしようと思い、いつものようにかかりつけの獣医師さんや動物看護士さんに相談したり、ネットで調べまくったりしました。
そこで得た知識をしっかり実践したところ、徐々にマノも「ちょうだい」ができるようになってきました！
・・・あ、ちなみに我が家では「アウト」ではなく、「ちょうだい」で統一しています。
これは、どちらかで統一した方がよいのかなと。
犬は人間の言葉など分からない
犬に、咥えているものを離してもらう時には、「ちょうだい」・「アウト」といったコマンドを出すのが一般的。
しかし、いきなりやったところでもちろん成功しません。
犬としては、
ちょうだい？ アウト？ 何それ？
という状態なのですから。
なので、他のしつけ同様、まずはその言葉の意味から理解させる必要があります。
しつけの基本は「おやつ」の活用
しつけに欠かせないもの、それは「ご褒美」です。
ご褒美は、主に「褒める」・「おやつ」の2種類。
特におやつは、犬にとっては最高のもの。
これをフル活用する必要があります。
おやつで釣らなきゃダメなの・・・？
と思われる方もいるかもしれませんが、ワンちゃんは我々人間とは違います。
「おやつで釣る」というと言い方は悪いですが、犬の世界ではそれが当たり前なのです。
食料や安全を確保してくれるリーダーに付き従うという本能を持っているので。
よって、生きていくために必要な食料をくれる人をリーダーとして認め、その人に従おうとする。
これが犬の習性ですし、この習性に従って生きていくことがワンちゃんの本分であり、そして幸せなことでもあるのです。
人間の倫理観とはまた別物というわけですね。
具体的な「ちょうだい」「アウト」の教え方
まずおもちゃを投げて、それを犬に取って来てもらいます。
その時、犬はなかなかおもちゃを離そうとしません。
犬は非常に所有欲が強いため、
せっかく取ってきたものを離してなるものかっ！
・・・と思っているわけです。
そこで、満を持しての「おやつ」の登場！
「ちょうだい」や「アウト」と言いながらおやつを犬に与えます。
犬は、おやつの魅力にはそうそう勝てません。
ほとんどの場合、咥えているおもちゃを離しておやつを食べようとします。
その瞬間を逃さずに、おもちゃを離しておやつを食べている時に全力で褒めてあげてください。
これをひたすら繰り返すことで、ワンちゃんは着実に「ちょうだい」「アウト」をマスターし、先におやつを渡さなくともおもちゃを離してくれるようになってきます。
我が家のマノも、段々とそうなってきました＾＾
おやつによるしつけが駄目だった場合
中には、おやつを見せてもなかなかおもちゃを離さないワンちゃんもいます。
そういった場合はどうするのか・・・？
やはりそれでもおやつを使います。。。
前述の通り、おやつはワンちゃんにとって最強のしつけツールなので。。。
どうするかと言いますと、「普段より豪華なおやつ」を用意してみてください。
ほぼ間違いなく喰いつきが変わるはずです。
「豪華さ」の目安は、基本的に「値段」と比例します。
高価なおやつほど、ワンちゃんが好みそうなものが使われているので。
こういう特別なおやつを用意しておくことは、今回の「おもちゃを離してもらうしつけ」に限らず、何かと役に立ちます。
最後に
このしつけ方法により、マノもだいぶ変わってきました。
やはり、まずはご褒美。
これはしつけの基本だと思います。
一朝一夕でできることではないですが、根気よく繰り返し教えていけばどんなワンちゃんでも必ずできるようになるはずなので、今後も上記の方法を実践していこうと思います！
