小型犬は散歩が要らない?散歩に行くとしてもたまにでOK?

小型犬の散歩 犬との暮らし

体の小さい小型犬。
ならば、家の中で軽く運動させれば充分かな?と考えがちですが・・・

結論からいきますと、小型犬であろうが超小型犬であろうが、すべての犬種でほぼ毎日の散歩が必要です。

もちろん、ワンちゃんが病気やケガをしている場合は除きますが。

 

あ、どうも!
『マノミリパパ(@rokurou_mano)』です。

小型犬だろうが大型犬だろうがストレス発散は必要

散歩の頻度

犬は主に、動くことによってストレスの解消を行ないます。
エネルギーの発散は最大のストレス解消ですからね。

特に、外に出ることはまた格別。

人間も、外に出て体を伸ばしながら「う~~んっ!」とやると気持ちいいですよね?
たった一瞬の時間であろうとも、大きなストレス発散になります。

それと同じで、犬も外に出て動くことは気晴らしになりますし、たとえわずかな時間であろうとも絶対に必要な時間なのです。

ですので、どんなに忙しくて散歩に行けない時でも、少しの時間でもいいのでできる限り毎日外に出して、愛犬に外の空気を吸わせてストレス発散をさせるように心掛けてあげるべきかなと。

犬もストレスは溜まる

毎日こんなに可愛がっているのだから、ウチの犬はストレスなんかないよ!

そう思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし・・・それは間違いです。

同じ動物とはいえ、犬と人間では「種」が違います。
そんな種の違う生き物が同居しているのですから、どれだけ愛情を注ごうとも、日々ストレスは蓄積していってしまうのです。

だって、同じ種である人間同士でも、同居しているとストレス溜まりませんか?
どんなに仲の良い夫婦だろうが、お互いに気に食わない部分はいくつもあるでしょうし、それによってストレスを溜め込んでしまいますよね。

ましてや、種の違う犬。
ストレスが溜まらないわけがありません。
我々人間は、犬の気持ちを100%理解できるわけではないのですから。

そういった犬のストレスを、外に散歩に連れて行くことである程度は解放できるわけです。

犬を散歩に連れて行かないことは・・・

犬の散歩

繰り返しになりますが、犬の心身の健康を保つために散歩は絶対に必要。
それは、小型犬だろうが超小型犬だろうが同じです。

やむを得ない事情で、たまに散歩に行けない日があるのは仕方ないですが、健康なワンちゃんに対して・・・

■連日当たり前のように散歩に行かない
■気が向いた時だけ散歩に行く
■散歩の時間が極端に短い

こういったことを繰り返していると、虐待と言われても仕方ないくらいワンちゃんにとってマイナスな行為だということを認識すべきです。

 

我々人間は、気が向いた時に自由に気晴らしができます。
散歩にも行けるし、ショッピングにも行けるし、外食にも行けます。

しかし犬は、飼い主が散歩に連れて行かないと外を自由に歩くことができないのです。
犬の自由は、すべて飼い主が握っているのですから。

愛犬の精神の安定、そして適度な運動による健康を守れるのは飼い主だけなのです。

散歩に連れて行かないことのリスク

犬の散歩

運動不足による肥満

犬が一度運動を怠ると、筋力がどんどん落ちていきます。
そして、一度落ちた筋力を取り戻すのは大変です。

もちろん、これがケガの原因にもなりますし、そもそも運動不足による肥満から色々な病気にかかるリスクも高まります。

ストレス発散ができずに心を病む

人間も、ストレスが極限まで溜まると心を病んでしまいますよね。

犬も同じです。
日々のストレスの積み重ねにより限界を迎えると、心を病んでしまいます。

そして人間同様、一度心を病んでしまうと回復までには非常に長い時間を要することになってしまいます。

社会性が身に付かず問題行動が増える

散歩中に当たり前のように出会う「他の犬」「人」「車」「バイク」などなど。
これらに慣れていくことも、共同生活を送っていく上では大事なこと。

しかし散歩の機会が少ないと、こういったことになかなか慣れません。
社会性が身に付かないのです。

一旦社会性を身に付けたとしても、長らく散歩に行っていないと再び色々なものに対して抵抗感を持つようになってしまうことも考えられます。

こういった要因から社会性の面で問題が出てくると、無駄吠えや噛みつき、飛びかかり、破壊などの問題行動に繋がりやすくなってしまいます。

散歩時間の目安

散歩時間は、おおよそ「犬の体の大きさ」によって目安が変わってきます。

●小型犬 : 1日1回 1回あたり30分程度
●中型犬 : 1日2回 1回あたり30分程度
●大型犬 : 1日2回 1回あたり1時間程度

体が大きくなるほど、エネルギーを発散させる必要が出てくるので、当然散歩の時間も長くなります。

どうしても散歩に連れていけない場合

台風の日や、台風とまではいかなくとも天気が大荒れの日に無理に散歩に連れて行く必要はないでしょう。
そういう時は、室内でいつもよりも多めに遊んであげるとよいと思います。

忙しいなど、飼い主の都合でなかなか散歩に連れて行けない場合は、友人やシッターさんにお願いしてでも散歩には連れ出すべき。

それくらい、犬にとっての散歩は重要なものですので。

犬が散歩を嫌がる場合

外の世界を怖がって、散歩を嫌がる犬もいます。

しかし、嫌がるからと言って散歩に行かなくていいわけではありません。
問題が悪化するだけです。

引き籠りの子供がいたとして、放っておくでしょうか?
「あの子は外に出たがらないし、家に籠りたいみたいだから放っておくのがベストだね」とはなりませんよね?

犬も同じです。
散歩を嫌がる状態は通常の状態ではないので、改善していく必要があります。

 

こういった場合、無理やり散歩に連れ出して歩かせるのもよくないので、まずは抱っこして外に連れ出すだけでも意味があります。

外の世界は怖くないんだよ。

と、徐々に分からせてあげればよいのです。

最後に

小型犬なら、そんなに散歩に連れて行かなくても良さそうだから、小型犬を飼おうかな。

そんなふうにお考えの方、それはやめてあげてください。

小型犬も、普通に毎日の散歩が必要です。

生き物を飼うということは、『それなりの覚悟』を持つべき。
「ほぼ毎日の散歩」という最低限のことができる環境でなければ、ワンちゃんを飼うのは避けた方がよいのかなと思います。

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